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INTERVIEW

ALL SHALL PERISH

2011.07.04UPDATE

2011年07月号掲載

ALL SHALL PERISH

Member:Ben Orum(Gt)

Interviewer:ムラオカ  Interpreter : 川原 真理子

-前作『Awaken the Dreamers』はビルボード126位、ヒートシーカーズ1位という素晴らしい結果を残しましたね。

そうなんだ!特に、CDがなかなか売れないこのご時世を考えると、大成功だった。

-成功した要因は何だったと思いますか?

前作に続く、すごくいいアルバムだったってことじゃないかな。前作がすごく成功したことで、ニュー・アルバムはすごい期待されていたってこと。それと、METALLICAのKirk Hammetといった錚々たる人たちが俺たちのことを褒めてくれたってこと。そういったことが助けになったんじゃないかな。

-MACHINE HEADのRob Flynnもあなた方をお好きなようですね?

実は、彼は俺たちの友達なんだ。EddieとRobは、たまに一緒にトレーニングしているよ。

-彼らのような素晴らしいアーティストの話題にのぼるということは嬉しいことですよね?

ああ、ギター・ゴッドに認めてもらえてすごい光栄だったよ。(笑)

-ニュー・アルバム『This Is Where It Ends』完成おめでとうございます。まずはアルバム・タイトルに込められた意味を教えてください。

アルバム制作中、アルバム・タイトルを決めるのが一番大変だったんだ。全員が気に入ったものにしないといけなかったからね。このアルバムの歌詞は何かの結末を描いていて、男女関係が終わったり、政府が俺たちに嫌な顔をしたりすることを描いている。このアルバムのテーマは、“結局全てのものは終わりを迎える。それは致し方ないことだ”ってことなんだ。

-アルバムを聴かせていただきましたが、素晴らしい作品ですね。前作を上回るチャート・アクションが期待できる出来栄えですね?

だといいけどね。これ以上期待出来ないくらいに期待しているよ。

-今作から新メンバーとしてドラムにAdam Pierce、ギターにFrancesco Artsusatoが加入していますが、彼らが加入した経緯について教えてください。彼らとは以前から友達だったんですか?

いや、マネージメントに紹介されたんだ。Adamは以前SEA OF TREACHERYっていうバンドにいたんだけど、彼のプレイにいたく感動していた。だから、彼を試してみた時、彼のスタイルには既に馴染みがあったし、彼ならバンドにバッチリだと思ったんだ。Francescoは、全てのリード・ギター・パートを難なくこなせたんで、これまたうまく行くなと思ったよ。AdamとFrancescoは俺がこの世で大好きな2人さ!素晴らしいミュージシャンだし、素晴らしい友達だ。まるで最初っからこのバンドにいたみたいにバンドにしっくりはまったよ。だから、彼らが加入してくれて本当に嬉しいんだ。

-彼らの働きは期待通りでしたか?

もちろん!このアルバムはALL SHALL PERISHの作品の中でも特に俺のお気に入りだよ。曲はヴァラエティに富んでいていろんなスタイルのがあるし、楽曲そのものがすごく強力だと思う。

-Francescoは正式メンバーになる前にツアー・メンバーとして関わっていたとのことですが、どのくらいの期間サポートとして関わっていたのでしょうか?

いや、ツアー・メンバーとしてはJasonってヤツがしばらくいたけど、彼は正式メンバーじゃなかったんだ。Francescoがライヴをやったのは、バンドに正式に加入してからだよ。DANZIGとのツアーの時にFrancescoが一緒だったし、<Summer Slaughter Tour>の時も彼が一緒だった。でも、お試し期間なんかなかったよ。バンドにすぐに入ったんだから。

-わかりました。彼ら新メンバーがALL SHALL PERISHにもたらしたものは何でしょうか?

AdamとFrancescoは、しっかりとした曲作りのセンスをもたらしてくれた。Francescoはバークリー・スクール・オヴ・ミュージックを卒業したんで、彼にはなんでもプレイ出来る才能がある。ああいったパワーがあれば、アイディアがあと20も30も出て来るよ。すごいことだ。それで、曲作りやリフが良くなった。アルバムの曲作りがずっと楽しかったよ。

-前作に比べるとグルーヴィで整合性の強い作品になっており、非常に迫力ある音像になっていますね。

ありがとう。

-そういった点は今作で重視したポイントの1つではないのでしょうか?

そうだね、これまでの感じを引き継ぎつつも、メロディをふんだんに取り入れるっていうのが今回の目標だったんだ。