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INTERVIEW

ALL TIME LOW

2011.06.07UPDATE

2011年06月号掲載

ALL TIME LOW

Member:Alex Gaskarth(Vo&Gt)

Interviewer:鈴木 宏和

-今作のプロデューサーは、実に多彩ですね。どういう基準で、複数のプロデューサーを選んだのですか?

過去に一緒に仕事していて、すでに知っているプロデューサーもいるんだ。その他のプロデューサーは、俺達が興味あった人達だよ。Mike Greenはこれまで一緒にやったことがなかったんだけど、最終的に今作の大半の曲を彼と一緒にやったんだ。だから、俺達の新しいサウンドの大きな部分を担っている。彼が今の俺達を形成する助けになってくれたんだ。

-疾走感あふれるナンバーから、ピアノやストリングスを配したニュアンス豊かな曲や、アコースティック・バラード、さらには「You Are My Only One」のようなエレクトロ・サウンドを導入した曲まで、サウンドの表情が豊かなのは、そのプロデューサー陣の貢献が大きいですか? それともバンドの志向性の表れでしょうか?

うん、色々なプロデューサーとやったから、多様性のあるものになったのは間違いないね。でもそれに加えて大きな理由は、俺達はリスクを冒して自分達の限界に挑戦したってことなんだ。俺達は一方に片寄ったアルバムは作りたくなかった。あらゆる人達に楽しんでもらえるものが入った、ダイナミックなアルバムにしたかったんだよ。

-1stシングル「I Feel Like Dancin'」は、Rivers Cuomo(WEEZER)との共作ですね。どんな風にオファーして、どんな風に曲が仕上がっていったのか教えてください。

俺達のマネージャーがRiversのマネージャーにメールを送って、俺達との共作に興味があるかと聞いたところ、彼が"イエス"って返事をくれたんだよ。それから間もなくして、俺達は彼の家のリビングの床にアコースティック・ギターを持って座っていた。そして一緒に、シングル曲になるマスターピースを作り上げたんだ(笑)。彼は素晴らしい人で、一緒に曲を作るのはすごく楽しかったよ。俺達は会ってすぐに意気投合した。俺達のユーモアのセンスや風刺が、この曲には沢山入っているんだ。素晴らしい経験だったよ。

-彼の家に行ったんですね!

うん、だから典型的なライティングセッションじゃなかったんだ。普段はスタジオとかやるものだけど、彼の家でやったんだから。すごくいい時間だったよ。

-「Just The Way I'm Not」は、DEF LEPPARDへのオマージュだそうですが、全員がDEF LEPPARDのファンなのですか?

ハハハ(笑)。DEF LEPPARDを好きにならずにいられる? このアルバムには俺達が80年代のロック・バンドのヴァイブを取り入れている曲が何曲かあるんだ。

-歌詞は基本的にAlexが書いているのですか?

そうだよ。

-今作は、どんな事にインスピレーションや着想を得て、歌詞を書いたのでしょうか?

人生そのものから得ているよ。今作は、速い人生を生きることの浮き沈みについてなんだ。ツアー・バンドとしてのライフスタイルは、毎日が最高のショウをやるクレイジーなパーティーの連続で、世界中の素晴らしい場所に行けるけど、家族や友人達と疎遠になってしまうっていうマイナス面もある。その両方の側面についてなんだ。

-アルバム・タイトルには、どんな想いが込められているのでしょうか?

今言ったことが、それなんだよ。バンドをやって楽しんで熱狂している一方で、人恋しくなったりするネガティヴな面があって、汚れ仕事をやってるような、何か悪いことをしてるような気分になってさ。最高の気分なのに、時々自分がやってることに疑問を持ったりするっていう。この2つの側面のバランスのことなんだ。

-このアルバムが、聴いてくれる人にどんな影響や作用を及ぼすものになればいいと思いますか?

深い質問だね。どうだろうな、このアルバムは何かを考えさせるアルバムだと思うんだ。『Nothing Personal』よりずっと多くの考えがこのアルバムに詰まっている。『Nothing Personal』はタイトルの通り、10代の最後に成功を知り始めたバンドを皮肉ったような曲が沢山あった。今作は、前作の反動なんだよ。だから今作は、もうちょっと考えさせるアルバムになっていたらいいなと思う。俺達の人生に起こっていることを考えて、それを皆の人生と比べてみたりしてくれたらいいなと思うよ。

-オルタナティヴ・プレス誌の表紙を飾るなど、すでに本国では大きな反響を巻き起こしているわけですが、そんなバンドの状況を、本人たちはどのように感じているのでしょうか?

俺達は今の状況を、すごくハッピーに感じてる。ずっと大きくなり続けている感じがするんだ。それがすごく嬉しいよ。俺達はスロー・ダウンしたくないんだ。前進し続ける準備は出来ている。だから世界的にも成長し続けたいと思ってるよ。俺達はただのアメリカン・バンドでいたくはない。俺達は、世界を制覇するバンドになりたいんだ。

-それがあなた達の野望ということでしょうか?

そうだよ、道は世界制覇のみ!

-(笑) 着実に近づいてると思いますよ。

そうだといいな。そう祈っているよ。

-ご存じの通り、日本は今、苦難に直面しています。エールの意味も込めて日本のファンにひと言お願いします。

もちろんだよ。日本は世界の中でも、大好きな場所の一つなんだ。本当に良い思い出がある場所だよ。だから、震災の被害を受けた人達に心から同情している。皆がしっかり頑張っていけるように願っているよ。そして、お互いを助け合えるように。親身になって助け合うことが、何よりも大事だからね。俺達は皆のことを愛しているよ! 近いうちに日本に行くからね。

-ありがとうございます。日本公演の予定はもう立っていたりしますか?

うん、今年中にきっと日本に行くよ!