INTERVIEW
ELLIOT MINOR
2010.05.07UPDATE
2010年05月号掲載
Member:Alex Davies(Vo&Gt)
Interviewer:ムラオカ
-前作と比較するとスピーディーな曲やパートが減り、ミドルテンポの曲が増えたように感じました。勢いやスピードよりメロディや曲の持つ雰囲気を大事にしたがためでしょうか?
このアルバムは、ほとんどの曲がミドルテンポで始まって、段々盛り上がってくるから、聴き手の意表を突くかもね。「The Danger」がいい例だね。大半の曲はコードとメロディが先にできて、次にドラムビートを選んで、最後に歌詞を書いたんだ。曲のテーマに対して各自感じたままを演奏して、レコーディングをしたんだ。みんなDanのパフォーマンスには圧倒されたよ。
-ピアノやストリングス・アレンジが前作以上に前面に押し出されているように感じたのですがいかがでしょうか?
ピアノやストリングスを前作とは違う場所で使ったんだ。それぞれの曲のある特定のパートに使っただけなんだ。面白いんだけど、レコーディング最終週の前週の時点では、オーケストラ・パートが全然なかったんだ。当初の目的はオーケストラを使わないことだったが、“やっぱりダメだ!”と思いバイオリンなんかを入れたんだ。
-QUEENの影響が前作以上に強く感じるのですがその意見には同意しますか?
そうだね、QUEENはよく聴いていたよ。他にはTHE WHO(特に「Solaris」や「Lets Turn This Back Around」で Pete Townsendの雰囲気を感じてもらえると思う)やRADIOHEAD、Jacks Mannequin、SIMPLE PLAN、KINGS OF LEON、SNOW RATROLなどのいろんなジャンルをこのアルバムの制作中に聴いていたね。
-ジャンルは違いますが、ROBBY VALENTINEやVALENSIAなどのQUEENの影響が強いハードロック・バンドに通じる部分もあるのかなと思いましたが、彼らのことは知っていますか?
わぉ!彼らの音楽を聴いたことがあるんだ!?そうそう、『Luna Luna』のアルバムやQUEENのトリビュート・アルバムを聴いていたよ、面白いでしょ?