INTERVIEW
Hundred Percent Free
2010.04.06UPDATE
2010年04月号掲載
Member:B-BURG(Hybrid Programmer) KAZ(Dr) SIG(Gt) Ko-KI(Vo&MC) Tack(Vo&MC)
Interviewer:ムラオカ
-1.27リリースのファースト・シングル『Hello Mr. my yesterday』のリリースから今作『迷子 to MYSELF』に至るまでの活動を教えてください。
SIG:今も変わらずなのですが、制作中心に活動してますね。とりあえず作ってばっかりです。あまり大々的に告知をせずに東京のホームと言えるハコでやらしてもらったり地元でやったりとシークレットでライヴをやってたりもするんですが、基本的にはレコーディングなど制作がメインですね。
Ko-KI:やっぱりライヴはやっていきたいですね。そういう気持ちではいます。けど今は制作メインで集中してやってる感じですね。
-『迷子 to MYSELF』はアップ・テンポでアゲアゲなトラックながらあまりメタリックになったりヘヴィになることなく、キャッチーな印象が強いですが、これは前回のインタビューで語っていたHPF流のダンス・ロック的方向を目指したトラックということでしょうか?
SIG:ちょうどベースレスになってから作り始めた曲なので、まさに僕らなりのダンス・ロックになったかなと思ってるんですけど、個人的にはパンク・スタイルのダンス・ロックかなとは思っています。
-ファースト・シングル『Hello Mr. my yesterday』はバラードと言っても差し支えないほどにしっとりしたナンバーでしたが、今作『迷子 to MYSELF』は一転ハイ・テンポなアゲアゲなトラックですね。セカンド・シングルはハイエナジーな曲にしたいと望んでいたのではないでしょうか?
SIG:さっきも言ったように今はライヴはちょっとお預けというかシークレットでしかやっていない状況なのですが、僕たちはライヴを大事にしているバンドなのでライヴで映えるような曲を作りたいなと思っていて、この『迷子 to MYSELF』はライヴでお客さんみんなと一緒に盛り上がれれば良いなと思って作っていますね。
-『迷子 to MYSELF』という曲名は非常に印象深いですね?このタイトルを考えたのはどなたでしょうか?
SIG:僕がプロデューサーに相談しながら考えましたね。
-造語的な感じですか。
まさに造語で。インパクトが欲しいなとは思っていたので。ただインパクトがあるだけで意味がないのは嫌なんで、意味があるような造語にしたいなとは思ってました。
-この曲の歌詞の解説をお願いできますか。
SIG:誰にでも迷う時があって、自分を疑ったり傷ついたりしながら、いろんなことがあっても自分自身それに向かっていく、自分自身を取り戻すという意味を込めていますね。
それを“迷子から自分自身”っていうような意味を込めてのタイトルです。
-歌詞を見ると自分の気持ちを歌っているようでいて聴き手に対してのメッセージにも受け取れました。この曲はあなた達流のメッセージ・ソングと捉えていいでしょうか?
SIG:そうですね。ただいつもと違うのは今までの僕たちの曲にも応援ソングはあるんですけど今までの僕たちの歌詞のアプローチって言うのは、壁をぶち破れだとか、どっちかというと強い感情で引っ張っていくものが多いんですけど、今回に関しては、背中をさすって“行けるよ”という感じなアプローチで書きたいなというのはKo-KIにも制作段階で言っていましたね。
-ヴォーカル2人で歌詞を分担しているようですが、それぞれのパートを作っていく感じでしょうか?
Ko-KI:ラップの部分では今の時代背景を描いているんですよ。いろんなものがありふれているこの世の中、良い情報も悪い情報もあると思うんですよね。けどその中でも、“迷わずにいて欲しい”という気持ちと、“人と人とが面と向かって話すということは大切なことなんだよ”というテーマが含まれてます。
-メロディ・パートとラップ・パートのバランスが良く取れている曲ですよね?
SIG:ヴォーカルのTackとMCのKo-KIを生かした曲を作るというのはバンドとしての永遠のテーマなんで、2人の良さを十分に発揮できる仕上がりになったんじゃないかなと思っています。
-この曲はすでにライヴでもよく演奏しているとのことですが、いつ頃に完成した曲ですか?
KAZ:去年の秋ぐらいですね。一番最初にSIGからネタをもらったのが、ちょうど『REBOOT complete edition』のエクストラ・ツアーの途中、仙台で空きがあったんですけど、その時に行くところがなかったので車の中で作曲してできた曲です。