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INTERVIEW

Hundred Percent Free

2010.04.06UPDATE

2010年04月号掲載

Hundred Percent Free

Member:B-BURG(Hybrid Programmer) KAZ(Dr) SIG(Gt) Ko-KI(Vo&MC) Tack(Vo&MC)

Interviewer:ムラオカ

-曲の制作のプロセスを教えてください。

SIG:僕がメロディ、コード、リフを持ってきて、みんなで肉付けしていく流れですね。みんなで肉付けしていく中でも、ラップのセクションに関してはみんなでいじっていける部分だと思うんですね。メロディの場合、メロディを生かそうとすると、規制が起きるわけじゃないですか。ラップのパートがあるってことは1つのポイントでジャム・セッション的な部分が入ったり、Ko-KIやTackの意見も聞いてあーだこーだ言いながらやってますね。

-PVも見させていただきましたが、前作の派手なCGも良かったですがシンプルながらあなたがたの“熱”が伝わってくる出来映えですね?PVのコンセプトはありましたか?

SIG:PVの監督さんと相談の上でこの方向性に決めましたね。ライヴ感っていうものを大事にしているので、こんなのが出来たら良いんじゃないかなと言うのはメンバーの間でも上がっていたので、それとタイミングを同じくして監督さんが持ってきたアイデアが偶然リンクした部分があってホント満足いくものに仕上がりましたね。

-結構な強行スケジュールで撮影したと聞いたのですが。

SIG:強行スケジュールでしたね。

Tack:朝から録り始めて夜中の3時に録り終えて、次の日の昼には名古屋でラジオがあったという過酷なスケジュールだったなと(笑)

Ko-KI:極めて寒かったですね。2月に水の中で録っているので。

-実際にはどのような場所で録っているのですか?

SIG:倉庫にプールみたいなものを作って、最初お湯だって言われてたんですけど、完全に冷水でしたね。

Tack:強力なストーブはあったんですが、凄く寒かったです。監督さん含めカメラマンさんだったりスタッフさんだったり照明さんだったり、いろんな人が寒い中で1つの作品を作ってくれているのを考えてみたら、段々寒いなというような気持ちもなくなってきて、作品に集中して作り上げることが出来ましたね。

Ko-KI:出来上がりを見て、メンバーみんな良かったと思っていますよ。水の中を走っているシーンなんかは凄く面白かったです。

-最後のシーンでメンバーが光の中を去っていくじゃないですか?メッセージ的なものがあるのではないでしょうか?

SIG:もちろん。作る前からのコンセプトで暗闇から光に向かってというのに掛けてますね。わりと明るい歌詞じゃないので、明るい歌詞ではないけど、前向きにっていうのをPVの監督さんにもイメージを持っててもらってそれが映像に出来たんじゃないかなと思ってます。

-歌詞を見ると暗くはないのですが、どっちかの端っこに寄っておらず、良い意味でニュートラルな歌詞になっていると感じましたね。それが最近の若者には共感を呼ぶんじゃないかなと思いました。
カップリング・トラックの「BE WITH YOU…」ですがこの曲はいつ頃に書かれた曲ですか?

SIG:割と最近です。ストックとして持っていたものを引っ張り出して再アレンジした曲ですね。

-アップ・テンポの『迷子 to MYSELF』とは真逆の緩いトラックですね?

SIG:実験的な曲ですね。いろいろチャレンジしていきたいという気持ちがあって、僕たちは凝り固まってこのジャンルしかやらないってことは絶対にないバンドでいろんなことをこのメンバー5人でやっていきたいなって思う中で、割と今まであるような楽曲の色ではないと思うんですよ「BE WITH YOU…」という曲は。音使いしても単純じゃないコードというか、アダルトな雰囲気が出れば良いなと思って、いつも使ってないコード進行から来るような楽曲になったんじゃないかなと思っています。

-B-BURGさんの本領発揮のファースト・シングル『Hello Mr. my yesterday』のリミックスが入っていますが、リミックス・トラックを作る際のコンセプトを教えてください。

B-BURG:リミックスを作ってみようかという話をプロデューサーからもらって、好きにやってみなよって言ってもらえたんで、コンセプトというより自分がやりたいことをやってしまおうと、それで音作りも曲の雰囲気もとにかく自分の中のこだわりっていうか、なにをやりたいんだろうって自問したときにこれができました。
上モノのポジションとしてギター・サウンドなんかには憧れる部分はあるんですよね。ギターの音にこだわって盛り込んだものをリミックスのタイトルにもしてあるんですけど。 ヴォーカルの2人がいつもライヴなどで常に正面を向いているけれど、僕は彼ら2人の横顔を表現できればと考えていました。ミックスも僕自身がやっているのですがミックスの段階でそういったものを盛り込んだりはできたなと思うので、『Hello Mr. my yesterday』のオリジナルを聴いてくれている人もまた違った聴き方をしてもらえれば嬉しいなと思いますね。