INTERVIEW
NEVERSTORE
2009.07.15UPDATE
Member:Erik Lantz(Dr)
Interviewer:ムラオカ
-新作を聴かせていただきましたが、メロディ、サウンドすべての面で前作より大きくレベルアップしていますね?ここまで大きくレベルアップできた理由は何だと思いますか?
このアルバムでは何か違うことをやりたかった。もっとストレートなサウンドにしたかった。ツアーもたくさん経験したから演奏の腕も上がったし俺たちにしてみればとても自然なステップだと思うな。サウンドの方向性については特に前もって話合ったわけじゃない。曲を書いた後に方向性を決めていったんだ。
-SUM41のDeryckがファースト・シングルである「Summer」をプロデュースしていますがどういった経緯で彼がプロデュースすることになったのでしょうか?
「Summer」は新しいアルバムに向けて最初に書いた曲の一つだった。Deryckにプロデュースしてもらう機会をもらえて彼自身が「Summer」を気に入ったんだ。数曲の候補の中から選んだんだけど結局この曲に落ち着いた。SUM41が以前レコーディングをしたLAのハリウッドにあるスタジオ、「OCEAN WAY RECORDINGS」でレコーディングした。この場所もDeryckが選んだんだ。彼は曲のアイディアをたくさん持っていて確実に楽曲を良くしてくれたよ。彼は最高のヴォーカル・コーチでもあったね!
-Deryckも今までプロデュースしたのはAvril Lavigneのみだったということで、それほどプロデュース経験もなかったと思うのですが、今まであなたがたに関わったプロデューサーとはどのような点が異なりましたか?
どんなプロデューサーも個々にスタイルを持っていてデレックにも曲をプロデュースする独自の手法がある。俺たちにとっては最高の経験になった。彼は確実に自分のやってることを把握してるしね。彼はドラム、ベースやギターなど細部にわたってプロデュースするんだ。一つの曲をレコーディングするのにギターは三種類、ギター・アンプも二種類使うんだよ。
-プロデュースのためLAに行かれたとの事ですが、LAに行ったのは初めてですか?
そうだね。でも観光をするような時間はなかったよ。スタジオがあるハリウッドのサンセット通り沿いの綺麗なホテルには泊まれたけど。スタジオまで徒歩圏内のホテルだったから毎日違う道を通って少しでもハリウッドを満喫しようとした。すごい近い所からハリウッドの看板が見えたよ!
-LAというとスウェーデンとは真逆だと思いますが、カルチャー・ショックのようなことはありますか?
違うには違うけどカルチャー・ショックっていうほどじゃないよ。俺らは生まれたときからアメリカの映画やテレビ・シリーズを山のように供給されてきてるからアメリカ文化の大体の予想はつくよね。ショックって言ったらいかにアメリカが予想通りのアメリカだったかったってことじゃないかな?
-またDeryckが全曲プロデュースという話は出なかったのですか?
アルバムの制作に入る前から今回は自分たちでプロデュースしたいって決めていたんだ。でもデリックに一曲プロデュースしてもらえるっていうオファーをもらったときは実現したいって思ったね。
-「Summer」以外の他の曲はどなたがプロデュースしているのでしょうか?
「Summer」以外の曲は全部自分たちでプロデュースしたよ。いくつかプロデューサーの提案はあったけど結局は三人でやることに決めたんだ。前からそうしたいって思ってたし、実現できてよかったと思ってる。アルバムはOscar Kempe(Ba)が住んでるシェーブデの郊外のスタジオで俺たち三人とエンジニアだけでレコーディングされたんだ。俺たちはそこに数週間滞在してLAに向かう日付まで一歩も建物から出ずにレコーディングに没頭した。LAから戻った後もすぐにスタジオに戻ってアルバムを仕上げたよ。
-SUM41とのジャパンツアーは思い出深いものになったと想像できますが、実際いかがでしたか?
最高だったよ。毎晩ソールド・アウトのライヴでSUM41のパフォーマンスで一日を締めくくることができた。しかも日本をツアーすることもできるんだからこれ以上最高なことないよな。SUM41のメンバーはいいやつらだったし観客も最高だった。一生の思い出だね。
-パンクロック・バンドの多くはアルバムの一曲目にアップ・テンポの曲を持ってくることが多いと思うのですが、一曲目にミドル・テンポの「Class Of 2000」を持ってきたのはなぜでしょうか?
俺たちは一曲目としてうってつけの曲だと思った。アルバムを一番物語る曲でもあるしね。アルバムには速い曲メインでスロー・テンポな曲が数曲入ってるからそれをまとめあげる意味でもミドル・テンポの曲ってのはバッチリなんだよ。