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INTERVIEW

NEVERSTORE

2009.07.15UPDATE

NEVERSTORE

Member:Erik Lantz(Dr)

Interviewer:ムラオカ

-ダンス・ミュージックやエレクトロを取り入れていくのが流行といった最近のパンク・シーンですがこのアルバムはそういった装飾に頼ることなくパンク・ロックに真っ向勝負を挑んでいるような真摯な姿勢を感じました。あなた方自身このアルバムの方向性を考えた時に最近の流行の流れに合わせようなどとは考えませんでしたか?

正直言うとエレクトロってあんまり好きじゃないんだよ。FALL OUT BOYみたいなバンドがやればかっこいいけどね。でもやりすぎなバンドが多い気がするな。何の影響を取り込んだってパンク・ロックであることには違いはないんだからスマートになりすぎるのはよくないな。どんな形であれ自分の音楽を流行りに合わせ始めたら、それは間違った方向に進んでるってことだと思うよ。

-このアルバムはとにかくメロディが素晴らしいですね!キャッチーでありながら切ないメロディが最高です。全曲素敵ですが個人的には「Age Of Hysteria」、「Summer」の哀愁溢れるメロディにはやられっぱなしです。あなた方自身、特に思い入れの強い曲がありましたら教えてください。

自分の曲の中で一曲選ぶのは難しいな。でも「Uncle Sam」はライヴでやるのは最高に楽しいし、「Shallow Beautiful People」もサビが簡単でシンガロングしやすいから最高にライヴ向けの曲だと思う。

-このアルバムを作るにあたって一番こだわった点を教えてください。

このアルバムは本当に真っ直ぐなパンク・ロック・サウンドにしたかったし俺たちのライヴのエネルギーを体現するものにしたかった。音楽的にはいろんなものの影響を受けてるしある意味それは聴いてる人にも伝わると思う。でも俺たちの音楽の核は飽くまでもパンク・ロックだしそういう意味でアルバム出来上がりには満足してるよ。

-なにかの比喩を感じさせるアルバム・ジャケットですが、このジャケットが意味するところを教えていただけますか?

これはMILLENCOLINのErik Ohlsson(Gt)が手がけたアートワークなんだ。『Age Of Hysteria(ヒステリーの時代)』のいろんな側面を物語ったものに出来上がってる。俺たちの絵の上のいたるところに文字が描かれてるとことかね。経済危機、伝染病、環境破壊、異常なまでの体型への固執、誰が一番視聴者をヒステリックに出来るかを競うメディア。そんな状況がこの世界をヒステリックにしてるっていう意味合いが込めてある。

-CHEMICAL VOCATION、INTOHIMO、KID DOWNなど若いバンドがどんどんデビューしているスウェーデンは日本から見ていると、スウェーデンのシーンが非常に盛り上がっているように感じます。実際のところいかがですか?

スウェーデンのパンク・ロック・シーンは成長してるところで97年頃の活気あるシーンに戻りつつあるよ。俺たちはまだそこまでたどりつけてないけど期待の新人バンドはたくさんいるよ。でも圧倒的に足りないのはライヴ・ハウスの数だな。ライヴが出来る場所がもっと必要だよ。

-またスウェーデンで最近注目のバンドがいましたら教えてください。

ANAGOESは俺たちと同じ町出身のいいバンドだよ。LAST OUTっていうまだ若いけど経験を積んでいけば先が楽しみなバンドもいる。

-今までたくさんのバンドとツアーを回っていると思いますが、ともに回って一番印象的なバンドはどなたですか?

俺たちの初めての大規模なツアーはBACKYARD BABIESのサポートだった。そのツアーではたくさんのことを学んだのを覚えてる。個人的な意見だけど現役のバンド一番偉大なライヴ・バンドだとおもうな。サポート・アクトをやると学ぶことも多いし、大いに刺激を受けるね。

-最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

いつもサポートしてくれてありがとう!MySpaceでメッセージを読むのをいつも楽しみにしてるよ。早く日本に戻りたい!早くみんなに会えることを祈ってるよ。それが実現したら今までで一番のパフォーマンスを見せることを約束するぜ!