INTERVIEW
NEVERSTORE
2008.02.20UPDATE
2009年08月号掲載
Member:Jacob Widn ( Vo.&Gt.)
Interviewer:ムラオカ
-まずは初めてのインタビューですのであなたがたの自己紹介をお願いします。
初めて買ったレコード、初めて行ったコンサートなども教えていただければと思います。
俺が最初に買ったアルバムはMillencolinのTiny Tunes。俺が11歳のときのことで、そんな類の音楽を聴いたことがなかったから、その後の人生を変えたといっても過言ではないね。両親抜きに行った最初のコンサートはRefused。最高だった。当時彼らは凄くビッグになっていたんだけど俺が見た会場は200人ぐらいの凄い小さい会場で。これも人生観を変える経験だった。
-Neverstoreというバンド名の由来を教えてください。
ステージの注意書きを見つけたんだ"Neverstore(積み上げ禁止!)"っていうね。その時は"いいね!"ってことになって。丁度数日後にライヴが控えていて、物凄く早急に名前をつける必要があって。ま、そんなとこかな。
-あなた方のようなパンクバンドはあまりスウェーデンから出てきませんが、実際にはスウェーデンではパンクシーンは盛り上がっているのでしょうか?スウェーデンでは、あなた達のようなパンクロックバンドで盛り上がっているのでしょうか?
イエスでもあり、ノーでもあるかな。パンクロックをやってるバンドは沢山いるけど、実際に成功しているのは多くはないんだよ。でも、シーン自体は徐々に盛り上がりつつあるんじゃないかな?少なくとも俺はそう願うよ。
-スウェーデンの音楽シーンには世界で通用するすばらしいバンドがたくさんいますよね?スウェーデンは人口900万人、私たちの日本は1億人以上と人口差が10倍以上ありますが世界で通用するメタルバンドはスウェーデンのほうが圧倒的に多いようです。スウェーデンのバンドはなぜ世界で通用すると思いますか?
いい質問だね。だけど俺にもわかんないよ。きっといい曲を書く才能が多いんじゃないかな?
-また公用語がスウェーデン語ということですがスウェーデンのバンドはほとんどのバンドが英語で歌っていますね?どのバンドも海外を視野に入れているということでしょうか?
全く持ってその通り。スウェーデンは小さな国なので、スウェーデン語だけで歌っていたらバンドが収まりきらなくなってしまうよ。実際、スウェーデン語で歌うスウェーデンのバンドより、英語で歌うスウェーデンのバンドのほうが多いんだ。
-あなたがお勧めするスウェーデンのバンドを教えてください。
Millencolin, Refused, LOK
-最近もDARK TRANQUILLITYとTHE HAUNTEDがカップリングツアーで来日していましたが、スウェーデンというと私たち日本人からするとメロディックデスメタルの聖地というイメージがありますがそのようなジャンルはあなたがたからしても実際盛り上がっているように感じますか?
それは知らなかった。それは俺達が"フィンランド"と聞いて思い浮かべるイメージだけど(笑)。デスメタルは人気があるし、デスメタルシーンは常にあるものだけど、最近はそのサイズが特に大きくなってるよね。
-あなたがたの音楽性は非常にアメリカ的であると感じますが、アメリカ進出は視野に入れていますか?
俺たちは子供の頃からアメリカのパンクロックを聴いてきたから、俺たちのアメリカっぽい音の理由はそのせいじゃないかな?もちろんいつかアメリカには行きたいけど、かといってその為に俺たちはサウンドを調節したわけじゃないんだ。
-GREENDAY、BAD RELIGION、WEEZERから影響を受けたと聞いておりますが、メンバー全員そうなのでしょうか?
メンバー各々の影響を受けたバンドを教えてもらってもよろしいでしょうか?
俺たちはみんなパンクロックのハートをもっているけど、他の音楽も聴くよ。俺はRAGE AGAINST THE MACHINEやSHILVERCHIARやPOLICEなんかも聴く。エリックはBOB DYLANが好きだし、オスカーはCLASHとかRANCIDあたりがすきだね。
-作品を聞かせていただきましたが、確かにBAD RELIGIONの疾走感にWEEZERのエモーショナルなメロディが融合しているサウンドに聴こえました。
また雰囲気的にはTHE ATARISの傑作アルバム「So Long, Astoria」に通じるようにも感じましたがあなたがたはこの意見に賛同しますか?
ありがとう。そんなこと考えたことなかったけど、そうかも知れないね。実はそのアタリスのアルバムは聴いてないんで、すぐチェックしないと。