INTERVIEW
ELEVENTYSEVEN
2009.06.05UPDATE
Member:Matthew Langston (Vo & Gt)
Interviewer:ムラオカ
-08年にPUNKSPRINGパンクスプリングで初来日を果たしましたが、あなたがたをPUNKSPRINGでのベストライヴに挙げるキッズがたくさんいましたよ!あなたがた自身日本での初ライヴはいかがでしたか?
最高だったよ。1から10まで楽しめた。ライヴをみてくれたファンも超よかったし、最高のロッカーだったね。
-日本での印象深い出来事がありましたら教えてください。
あるよ。バンド全員で地下鉄に乗ったんだ。しばらく乗ってて気づいたんだけど車両には女の子ばっかり乗ってて男が一人もいなかった。女の子たちが全員変な目でオレらのこと見てたよ。車両が女性専用車両だったんだ。すぐに全員降りたよ。面白かったな。
-あなたがたのライヴでは強力なサブメンバーである宇宙服ダンサーがいましたが、このアイデアはどのようにして生まれたのでしょうか?このアイデアは今でも続けているのでしょうか?
オレらはいつも楽しくてクレイジーなライヴをしたいって思ってる。だから宇宙飛行士がステージ上でロックしてたら最高だろうなって思いついたんだよ。いろんなキャラクターとか動物をよくステージにあげるな。撮影したてで編集中のシングル「Evil Genius」のPVにも動物が一杯出てくるし、超クレイジーな内容になってるよ。いつも宇宙飛行士ってわけじゃないけど何かしらステージ上にいるんだ。
-あなたがたはBLINK 182やMXPXを聴いて育ってきたそうですが、音楽にのめり込むきっかけになったアーティストや青春時代に大好きだったバンドを教えてください。
オレは昔からキャッチーな曲に魅力を感じてた。中学に入ったときPET SHOP BOYS、ERASURE(イギリスのエレクトロ・ポップ・バンド)、THE HUMAN LEAGUE(共にイギリスのエレクトロ・ポップ・バンド)のようなバンドと出会ってそのサウンドに恋に落ちた。今まで聴いたこともなかったようなシンセサイザーの音が衝撃的だったよ。ギターを覚えたときはWEEZER、BLINK 182やMXPXのようなバンドを聴いてたな。だから今挙げたバンドは全部オレの曲作りに影響を与えてるよ。
-今一度、バンド結成に至った経緯とそれから今に至る経緯を教えてください。
CalebとJonathanは高校で出会ったんだ。Jonathanが授業の休憩時間中によく廊下でカレブにからんでたらしい。それで17歳くらいのときに一緒に演奏し始めたんだ。19歳の時には初めてのレコード契約を結んでフルタイムでツアーに出るために大学を中退した。
-それではニュー・アルバムについていくつか質問させていただきます。 『Adventures In Evil』が完成しつつあるということですが。今は工程的にどの段階でしょうか。
今もスタジオでアルバムのミキシングをしてるんだ。このアルバムには今の自分たちを可能な限り投影したかったからすごく長く時間をかけてるよ。始まりから完成まで1年半くらいかかったかな。
-基本的なことから質問させていただきます。 作詞、作曲それぞれを行っているメンバーはどなたですか?
オレだよ。
-また曲を作る上での一連の流れを教えていただけますか?
オレは作曲は大好きなんだ。たぶん自分のまわりで起こってることをすべて書きたがるからなんだろうけど。プログラミングした曲にのせて歌を歌って納得いくまで作りこむ時もあるし、サビのメロディから曲全体を作っていく時もある。すべての曲がそれぞれの方法で作られるから、それぞれがユニークなキャラクターを持つ。作曲方法に決まりを作るとその曲の特別さが薄れていく気がすると思う。
-このアルバムはいつ頃から制作を始めたのでしょうか?
去年の秋から作ってるよ。
-今作を作成する際に「こんなアルバムにしよう!」というような目標はありましたか?
自分たちの音楽の目標が楽しくて踊れるものを作るってことだと思うんだ。オレ達の音楽がファン同士の交友を築くのに役立てればいいなって思う。リスナーにとって耳障りがいい音の雰囲気を作ることをいつも心がけているよ。オレが作った音楽が聴いてもらいたくなるよう独自の世界観を作り出してくれればいいなって思う。このアルバムがファンに気に入ってもらえるものになるといいな。
-アルバム・タイトルを『Adventures In Evil』にした理由を教えてください。またこのアルバム・タイトルにはどのような意味があるのでしょうか?
これは言葉遊びなんだ。オレたちのバンドはまったく違う世界の中にあって、アルバムを出すのはファンや友達をそこに招待するようなものだって常々思ってる。イーヴィルっていうのはその世界にある空想上の町なんだ。あと一部のファンの過保護な親にオレたちの音楽が邪悪だって言われたりすることがある。そんなことはないんだけど。それをもじって楽しもうっていうことさ。