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INTERVIEW

EXODUS

2009.04.16UPDATE

EXODUS

メンバー:Gary Holt (Gt)

インタビュアー:ムラオカ

-今作『Let There Be Blood』は1985年の『Bonded by Blood』のリレコーディング・アルバムですが、この企画を考え付いた経緯を教えてください。

97年にライヴ・アルバムをレコーディングして以来、ずっと『Bonded by Blood』をリレコーディングしたいと考えていたよ。ただ、やるなら自分たちが全てのイニシアティブを握った状態でやらなければ意味が無いと思った。だから自分たちがそのアイディアを実現させるために必要な時間と金があるまで待ったという訳だ。

-今現在、『Bonded By Blood』制作時のメンバーはGaryあなただけですね? 他のメンバーはこのリレコーディング企画について乗り気でしたか?

俺だけじゃない。Tom Hunting(Dr)も当時のレコーディング・メンバーだ。実は彼の方が俺よりも前からこのバンドにいるんだ!他のメンバーがどう思ったかは分からない。Rob McKillopやRick Hunoltには長い間会っていないからね。でも、このリレコーディングはかつてのメンバーに対する敬意も込められているんだ。それと同時に当時の曲を現在のメンバーで演奏した時のフィーリングを人々と分かち合うためにリレコーディングしているのさ。

-『Bonded By Blood』制作時に一番思い出に残っていることを教えてください。

俺とTomはリレコーディングを楽しんだよ。昔を思い出しながらレコーディングしていたからね。実際にオリジナルをレコーディングした頃を凄まじい状態だったよ。昼間はメタル、夜は酒。友達がスタジオに遊びに来て喧嘩をはじめるし、窓は割れるし、大騒ぎさ。とんでもない量の酒を消費していたね!

-『Bonded By Blood』の演奏技術やサウンド・プロダクションはやはり今振り返ってみるとあの頃は若かったなぁと感じたりはしますか?

俺たちは何の経験も無いガキだったからね。当時もすでに優れたミュージシャンだったと思うが生まれて初めてのレコーディングだったことには違いない。確かに今振り返ると音はもっと良くできただろうね。でも当時にしてみれば良い音だったと思うよ。今回リレコーディングしたのには現代の優れた音質でこの楽曲を聴いてほしいという思いも込められているんだ。現代の音質で聴くと当時の楽曲も今の音楽と同じぐらいモダンに聴こえることが分かるはずだ。

-また、Paul Baloffとの心に残っている思い出がありましたら教えてください。

多すぎて語れないよ!ほとんどは爆音のメタルと強い酒に満ちたものばかりだ。彼は真のオリジナルだった。彼と同じような奴は後にも先にもいないだろう。

-レーベルの資料にあなたが「もしPaulがこのアルバムを聴いたら、きっとこういうだろう、何故そんなにヘヴィにするんだ?」とおっしゃったと書いてあったのですがこの言葉の真意を教えてください。

今回のアルバムがとてつもなくヘヴィだからだよ!Paulはこのバンドの全てを愛していた。ただ、このバンドの楽曲を全て歌えなかったことを悔やんでいた。彼ならきっと今のEXODUSを気に入ってくれるはずだ。Robの歌い方だって気に入ってくれているはずだ。
『Bonded by Blood』をリレコーディングすることに関しても彼は賛同してくれたに違いない。彼は自分のバンドでEXODUSの曲をプレイしていたこともあったぐらいだからね。その時に俺は彼のバンドメンバーがギター・リフの弾き方を間違えていることを指摘したこともあったよ!

-個人的な感想ですがこのアルバムを聴かせていただいて、『Bonded By Blood』がスラッシュ・メタルの名盤だと再認識させられました。現代のサウンド・プロダクションでリレコーディングしたことで、最近のほとんどのスラッシュ・メタル・アルバムより刺激的でクールなものになっていると思います。あなた自身はこのアルバムをリレコーディングしたことで自分自身気づかされたことはありますか?

『Bonded by Blood』の楽曲は今でも不朽の名曲ばかりだということを再認識したよ。今でも俺はこのアルバムに収められた曲を愛している。そしてオリジナルの『Bonded by Blood』こそ自分のキャリアの中で最も重要なアルバムだということに気づいたよ。

-今回『Let There Be Blood』を制作する際に最も意識したことを教えてください。

ともかく現在演奏されている形で録音することを心掛けた。オリジナルに比べて速い曲は更に速くなっているし、スローな曲は更にスローでヘヴィに仕上げている。

-また、一番苦労したことはなんでしょうか?

苦労なんて何も無かったよ!Tomは俺にレコーディングの前にリハーサルは必要かと聞いてきたんだ。俺は彼に言ったよ「20年も”Piranha”を演奏していて今更リハーサルが必要だったら、それは明らかに大問題だ!」ってね!