INTERVIEW
NAPALM DEATH
2009.02.07UPDATE
Member:Shane Embury(Bs)
Interviewer:ムラオカ
-あなたがたの歌詞は政治的なものが多いと聞きますが、自分たちの音楽に政治的なメッセージを込めることでナバームデスファンやメタルファンにもっと政治に興味を持ってほしいと考えているからなのでしょうか?
この世界で何が起こっているのかを人々に喚起したいとは思っているけど、それが唯一の目的というわけではない。音楽も同じぐらい重要なのさ。
-プロデューサーにはどなたを起用したのですか? また起用した理由を教えてください。
今回もまたRuss Russellと一緒に仕事をした。この10年ぐらいずっと一緒にやってるよ。まるでバンドの第5のメンバーという感じで、他の人とはもうやりたいと思わないね。彼ほど本当にNAPALM DEATH のことをよく理解してる人はいないよ。
-日本盤には「Suppressed Hunger」、「We Hunt In Packs」、「Omnipresent Knife In Your Back」ボーナストラックが3曲入っておりますが、これらの曲はアルバムの他の曲と一緒の時期に収録されたものですか?
そうだ。全曲同じ時期に録音されている。日本のファンのためには、何年もの間サポートし続けてきてくれている感謝の気持ちを表わしたいので、いつもボーナストラックを用意している。
-あなたがたはバンド結成当初、SOBの音楽から多大な影響を受けたとのことですが、SOBとの出会いを教えてください。
バンドの本当の初期はCRASSとかDISCHARGEとかの影響を受けていた。Mick Harrisが加入したとき、NAPALM DEATH は様々な影響の中でも、SIEGEとかCELTIC FROSTに影響を受けるような方向へと進んでいった。S.O.Bを聴いたとき、彼らがやっていることが全面的に好きだったし、曲の中には彼らに影響を受けたものもあったが、俺にとっては彼らはハードコア・シーンにおいて非常に重要で、本当に好きなバンドなんだ。
-現在の日本のシーンにはあなたのお眼鏡に叶うバンドはいますか?
324、京都のMORTALIZED、SWARRMなんかが好きだ。
-06年にLOUDPARKに出演しましたね?EXTREME THE DOJOには出演していますが、大きな日本のフェスに出たのは初めてだったと思いますが、LOUDPARKで記憶に残っているものがありましたら教えてください。
あのフェスティバルは良かったね。あのフェスでは古い友人でもあるCathedralのリー(ドリアン)とも一緒にプレイできて良かったし、HATEBREEDとはちょうど一緒にツアーで回ってたときだったんだ。あれはすごくクールな1日だったし、もちろん仕切りもバッチリで素晴しかったね。
-またあなたがたはよく日本にツアーで来るバンドとしても知られていますが、日本のお気に入りの食べ物やスポットはありますか?
俺は中野にあるすごく大きなトイ・ショップに行ったことがあるんだけれど、そこがお気に入りの場所の一つだ。もちろん、時間が許せば新宿のクレイジーさも好きだし、何年か前に京都に行ったことがあるんだけれど、そこではたくさんお寺を訪ねたりして、すごく平和な感じでよかったね。スシもラーメンも好きだし…あとは「おでん」と発音するもの?君たち日本人が冬に串焼きのように食べているものとか、とにかく好きな食べ物はたくさんありすぎて、その質問には困ってしまうよ。
-最近気になる若手バンドはいますか?
ここ最近だと、グラインド・シーンの中ではTRAP THEMというバンドが気に入っている。あとはサンフランシスコのSLEEPYTIME GORILLA MUSEUMというバンドはThe End Recordsからリリースされていて、すごく面白い。
-アルバムリリース後のスケジュールは決まっていますか?
4月11日から5月24日まではUSAツアーを行うんだけど、その中でMaryland Death Festivalに出演することが決まっている。(そこで俺は自分の別バンドVENOMOUS CONCEPTでもプレイするんだ)USツアーの後は夏の間はたくさんのフェスティバルで演奏することになるだろう。その後は日本にも行けたらいいと思っているよ。とにかく、新譜のプロモーションのためにたくさんのライヴをすることになるだろうね。
-最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
サポートしてくれて本当に本当にありがとう!ずっと長い間、俺たちについてきてくれていて本当に感謝しているよ。日本は世界の中でももっとも好きな場所の一つだから、はやく日本に行ってプレイできることを願ってるよ。