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INTERVIEW

BLESSED BY A BROKEN HEART

2008.11.05UPDATE

BLESSED BY A BROKEN HEART

Member:SHRED SEAN(Gu)

Interviewer:ムラオカ

-まずは簡単にバンド紹介をお願いします。

僕らはBLESSED BY A BROKEN HEART という名前のメタル・バンドで、バンド自体のホームタウンはカナダのモントリオールなんだけど、実は全員がカナダ人というワケじゃないんだ。僕とトニーはアメリカ人で、最初からバンドにいるタイラーとバードがカナダ人なんだ。新しいメンバーのJJとスレイターもアメリカ人だから、実際はアメリカ人のほうが多いんだよね(笑) 年齢は、トニーが25歳、タイラーが26歳、バードが22歳、僕が24歳。でJJが24歳で、スレイターが22歳。結成は2003年だったと思う。まあ、そのとき僕はバンドにいなかったんだけどね。

-あなたがたの音楽性はLA METALからメタルコア、NEW RAVEまでをも盛り込んだとてもユニークなものですね?このユニークなサウンドどうやって作られていったのですか? バンド結成当時からのものなのでしょうか?

ありがとう。うん、そのとおりの音楽性だよね。まず、ふたつ目の質問から答えると、僕が加入する以前は、もっとメタルコアっぽい音楽をやっていた。でも正直なところ、これがあまり好評じゃなくてね。もっと自分たちが好きな80年代メタルに近づけたくて、僕のようなテクニカルなギタリストを入れたんだ。ほら、80年代のアメリカからはDOKKENのジョージ・リンチとか、ポール・ギルバート、ジェイソン・ベッカーみたいな素晴らしいシュレッダーがたくさん出てきているだろ? それでも、ただの80年代リバイバルみたいなことにはしたくなくて、今風なメタルの中に、その80年代メタルやダンス・ミュージックを取り入れたってワケさ。バードはレイヴっぽい音楽にも興味があったし、なるべくしてなった音楽性かな。あれやこれや色々な要素を盛り込んで、結局何がやりたいのか判らないバンドがたくさんいるけど、僕らは要素を盛り込んだというより、それで肉付けをしただけなんだ。背骨や骨盤を作ったワケじゃない。だから根底にあるメタルはぶれていないのに凄くポップでキャッチーという、不思議だけど良い音楽が出来たんだ。

-メンバーは普段どのような音楽を聴いているのですか?

MySpaceを観てくれよ…ってのは冗談で(笑)、僕はとにかくギターを弾きまくっているメタルがいいな。
とにかく、みんな新しいものから古いものまで好きだよ。KILLSWITCH ENGAGEが好きだったり、
PINK FLOYDも好きだったりするよ。

-04年にBLOOD & INK RECORDSからリリースされた「All Is Fair In Love And War」は私はまだ未聴なのですがどのようなアルバムだったのですか?

まるっきりメタルコア一直線だよ、それ以外に表現のしようがない。そうだな、例えるなら、AS I LAY DYINGみたいな感じかな。あ、悪い意味じゃなくて、メタルコアど真ん中という意味でね。AILDファンに嫌いになってもらいたくないから、ちゃんと説明しとかなきゃ(笑) まあ、ところどころにラップとかハイトーンをお遊び程度に入れたりしてたみたいだよ。とにかく今の音楽性とはまったく違うものだし、アメリカでもCDはなかなか入手できないと思うよ。僕もCD-Rでしか聴いたことがないんだから。

-MySpace で聴ける「MIC SKILLS 2」は「All Is Fair In Love And War」に入っている曲ですか?かなりいろいろな有名曲をマッシュアップしていて非常にかっこいいトラックですね?またこの曲はどなたかDJがトラック作成に関わっているのですか?

『MIC SKILLS 2』は、その名のとおりヴァージョン2だから、「ALL~」には入っていない。MySpaceにあるのは、かなり面白いよね。僕らもお気に入りだよ。確かただ適当にクールな音楽を繋いだだけだったと思う。あの『ビバリーヒルズ・コップ』のところなんか最高だよね。ファイナル・ファンタジーのテーマは、元からメタルっぽいしね。

-07年1月にTony Gambino(Vo)が加入しましたが、彼は華もスキルもある逸材ですね。
彼の加入はオーディションで決定したのでしょうか?

トニーが入ったことによって、バンドに大きな変化があったよ。スクリームもクリーンもちゃんと使えるから、それだけでも十分に音楽性が広がった。そこへきて、あのオーラだからね。ホントにバンドの格が上がった感じだね。オーディションというほどのものではないけど、彼の歌を聞いたとき、『新しいシンガーは彼しかいない!』と皆が思ったね。実際すごくいいヤツだし、ライヴ中にプロポーズする度胸もある(笑)

-それではニュー・アルバムについてお聞きします。 日本では10月22日にリリースされますが、欧米では8月にリリースされていますが、周りの評判はいかがですか?

まずはお礼を言わせて。日本でリリース出来るなんて、夢にも思っていなかった。みんなが応援してくれたおかげだよ、ありがとう。アルバムの評判は上々だね。たくさんの関係者、それにファンの人からアルバムに関する感想をもらったよ。どれもとてもポジティヴなものだったね。あ、そうそう。実は今回の日本盤CDに入る2曲のボーナス・トラックには裏話があってね。ホントはこの2曲はHOT TOPICを通して購入したCDにも収録されるはずの曲だったんだけど、レーベルがなぜか追加収録しなかったんだ。だから結果的に日本のファンにだけのプレゼントとなったワケ。おめでとう!(笑)