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INTERVIEW

THE LIVING END

2008.08.18UPDATE

THE LIVING END

Member:Scott Owen(Ba&Vo)  Chris Cheney (Vo&Gt)  Andy Strachan(Dr)

Interviewer:KAORU

-初めまして!激ロックと申します。この度は宜しくお願いします。まずはSUMMER SONICお疲れ様でした!ライヴはいかがでしたか?

C&A&S:凄く良かった!あと暑かったよ!

-新作『White Noise』からの曲をプレイして、反応はいかがでしたか?

A:凄く良かった。一緒に歌ってくれるのは日本のファンのいいところだと思うんだけど、新作からの曲もいっぱい歌ってくれたよね。嬉しかったな!

-ちなみに、何か他のアーティストを見たり、エンジョイしましたか?

S:いや、見れなかったんだ。インタビューで忙しかったし、ステージにさらわれるように連れていかれたからね~(笑)

-新作『White Noise』を聴かせていただきました。正直最初はびっくりしました!
今までのTHE LIVING ENDらしさもありながら、音楽的な幅を物凄く拡げましたよね。 AC/DCやLED ZEPPELINからの影響までを感じました。

S:僕はとってもフレッシュでエキサイティングに響いているんだけど、確かにAC/DCやLED ZEPPELINは俺たちが凄く影響を受けたバンドだね。そういう要素が入ってることによって、ストロングでパワフルでシンプルでダイレクトなサウンドになってると思うよ。

-確かに今までの作品と比べて、とてもストレートなサウンドですよね。タイムレスな音楽を作りたいと思っていたそうですが、実際その通り、流行廃りのないタイムレスなロックンロールアルバムだと思いました。

C:今まではロカビリーとかパンクロックからの影響がとても大きかったけど、今回はストレートなロックンロールやブルースや、それこそジャズだったりポップだったり、そういうタイムレスな音楽からのインスパイアが大きかったんだ。とにかく今の僕らのリアルな音を一番いい形でやろうとした結果、パンクとかロカビリーというカテゴリには収まらない、僕ららしい、とてもクラシックなロックアルバムになったと思うよ。

-歌詞についてなのですが、今までよりも一歩先の感情をストレートに見せている作品だと思いました。絶望的な負の感情、怒り、フラストレーションも感じますが、最終的な感想は、幸せになる為にもう一歩前を向いて進もうとしている姿勢というものが伺える、本質的な意味でのポジティブさを感じました。
そして、リスナーに対して"一歩前へ進むこと、行動すること、考えること"を促しているように感じました。その辺はいかがですか?

C:その辺をわかってもらえて凄く嬉しいよ!俺が個人的に好きな歌詞っていうのは、楽しめて、味わえて、絶望感があっても最終的には絶望だけで終らないものなんだ。
今回のアルバムで特に言いたかったことは、現状を打破するということ。どうしたら自分を新しくてエキサイティングな方向に持っていけるのか?ということなんだ。
俺が思うに、ベストなロックンロールっていうのは、そういうメッセージを持っているものだと思う。逃避したいという気持ちももちろんだけど、瞬間を大事に生きることとか、リスクを負ってチャンス賭けるとか、とにかくアクションを起こすんだとか、そういうことを伝えてくれるものだと思っている。
色んなメディアからこのアルバムは飛躍したね、って言われるんだけど、俺たちからしたらとても自然なことだった。歌詞についても、とても自然に変化したんだと思うんだよね。

-楽曲、歌詞共に「Loaded Gun」がとても印象的だったのですが、この曲について詳しく教えてください。

C:これは実話からインスパイアされて作った曲なんだ。確か「GQ」で読んだのかな。ロンドンでバックパックを背負ったある男が、風貌だけでどこかのテロリストと間違われて警官に追われてしまい、結果的に拳銃で打たれて死んでしまったんだ。このニュースを受けて、一部の人達は、この事件はとんでもないひどい間違いであり過ちだと言ったが、もう一方では、男を撃った警官は社会を守るために精一杯やってしまったことなのだから仕方ないと評価した人達がいる。今の世の中、そういうピリピリした状況が常にあるだろ?このとても悲劇的な事件を知って、今の世の中がどれだけ危ういものなのかってことを伝えたかったんだ。

S:この曲は、アルバムの中でも特にリズムや演奏面において、歌詞の内容を意識しながらプレイしたんだ。特にサビの部分のギターは、歌詞のテンションや緊張感をうまく表現出来ていると思う。全体的に今までのどのアルバムよりも、クリスの歌詞のフィーリングを楽器で表現するように努めたんだ。

-とても伝わってきました!

C:僕らの曲作りにおいてとてもこだわっているところだね。聴いていて背中がゾクゾクしてしまうな、曲の"フック"を音だけじゃなく、感情で表してしまうようなものを目指しているんだ。