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INTERVIEW

CLOSURE IN MOSCOW

2008.07.24UPDATE

CLOSURE IN MOSCOW

Member:Beau(Dr)

Interviewer:MAY-E

-Krisが手がけたバンドにKADDISFLYやDANCE GAVIN DANCEなどがいますが、あなた方の音楽性にも通じるバンド達だと思います。これらのバンドと交流はありますか?

両方とも凄く好きなバンドだよ。アメリカツアーをする時には、彼らと一緒に回ろうっていう話も出てきているんだ。

-サウンドの静と動に合わせるように、Chrisの歌声にも表情があって、素晴らしいヴォーカリストだなと思いました。何か特別なヴォーカル・トレーニングはしているのですか?

メインヴォーカルのChrisもサイドヴォーカルのMannyも、ヴォーカルレッスンを受けているよ。メルボルン界隈では有名な先生の下でね。レッスンを受けるようになってから、長いツアーでも2人に疲れが出なくなってきたと思う。

-「We Want Guarantees」のヴォデオ・クリップを拝見しましたが、とてもかっこいいですね。ストーリーを解説してもらえますか?

We Want Guaranteesは、組織化された宗教と、それに伴う戦いや苦労についての曲なんだ。ちょっと難しいテーマかな。 宗教によって物事の真実や真理を突き止めようとしても、宗教は永遠の真理を突き止めようとする人間の心を巧みに操り、利用し、翻弄する、とても欺瞞性を孕んだものだということを伝えたくてあのビデオを作った。簡単に言えば宗教に頼っても物事の真実を見つけるのは難しいから、あんまり頼りすぎるなよってことだね。

-また、日本の漫画家の浦沢 直樹の作品「20世紀少年」を髣髴とさせるのですが、皆さん読んだことはありますか?

初めてその漫画について知ったけど、凄く興味があるね!日本には素晴らしい漫画や小説、映画があるのを知っているから、一度その漫画を読んでみたいよ。

-日本にどのような印象を持っていますか?

ヴォーカルのChrisは小さかった頃に、半年ほど日本で生活をしていたことがあるんだって。彼から聞く日本の話は凄く楽しいし興味深いことばかりで、エキサイティングな印象がする国だね。凄く好きな国の一つだよ。 ツアーで日本に行きたくてウズウズしまくってる(笑)

-ChrisのパフォーマンスがTAKING BACK SUNDAYのAdamに似ているなと思いましたが、影響を受けていたりしますか?

俺達はTAKING BACK SUNDAYからはとくに影響を受けていないな~。びっくりするぐらい多くのキッズがTBSのファンだけどね。 Chrisは踊っているところをカメラで撮影されるのが好きだから、カメラを向けると、ああいうパフォーマンスをするんだよね(笑)それが影響を受けているように見えたんじゃないかな。

-これまでにSAOSIN、A STATIC LULLABY、AIDENなどの人気バンドのオープニング・アクトを努めたそうですね。仲良くなったバンドや、ライブでのエピソードがあれば教えてください。

海外からオーストラリアにやってくるバンドのオープニングを務めるのは、毎回面白い経験の連続だよ。オープニング・アクトだからといって、ぞんざいに扱われたこともないし。特にCOHEED & CAMBRIAやSAOSINは最高に良い人達だった。今じゃ凄く良い友達だし、早くアメリカに来いって言ってくれるんだ。また彼らと一緒にツアーをやりたいな。

-ライブはどのくらいの頻度でやっているのですか?

常に!ツアーは俺達の生活の一部だし、ライブは大好きだからね。日本に早く行きたいな~(笑)

-アートワークがとても素敵ですね。あなた方の音楽性をよく捉えたアーティスティックなデザインに仕上がっていますが、誰が手がけたのですか?

俺達の友達のJoel Melroseっていうタトゥーアーティストが、手書きで書いてくれたイラストを、Synapse DesignのGlennがコンピューターを使ってレイアウトしてくれたんだ。アナログとデジタルが融合した、素晴らしい美術作品だよね。

-国内盤のボーナス・トラックとして収録予定の「The Selfless Art」も、とても気に入りました。今作(The Penance and The Patience)よりもメタリックなサウンドですね。少しスクリームもしていますが、結成当初は今よりもっとスクリーモっぽい音楽性だったんでしょうか?

あの曲は、音楽的にいろいろ試行錯誤していた頃に出来た曲で、確かにスクリームも取り入れたけど、スクリーモを意識して作ったわけじゃないよ。なんとなくスクリームをあの箇所に入れてみたら、上手い事フィットしたんだ。