INTERVIEW
ARI KOIVUNEN
2008.06.30UPDATE
Member:Ari Koivunen
Interviewer:ムラオカ
-まずは初来日おめでとうございます。フィンランドから日本まで長旅お疲れ様です。
初めてのインタビューとなりますので基本的な質問からさせてください。
フィンランドのオーディション番組「IDOLS」で優勝したことについては嫌になるほど質問されてきたと思いますが、いくつか教えてください。
このオーディションはメタルミュージックオンリーのオーディションではないのですよね?あなた以外のエントリーした人はどのようなことをオーディションでしたのですか?
Ari Koivunen(以下A):みんな基本ポップスを歌ってたよ。ロックやメタルを歌うのは、僕が初と言っても過言ではないよ。 だから僕は「IDOLS」に絶対出演しないと思っていたんだ。でもある日酔った勢いで、友達と一緒に予選に出場したのさ。今思えば「IDOLS」に出演していなかったらこうやって日本に来ることも出来なっただろうし、今となっては出演して本当に良かったと思っているよ!
-「IDOLS」において数々のメタルナンバーを歌ったそうですが、なにを歌ったか教えてください。
A:SONATA ARCTICA, WHITE SNAKE, IRON MAIDEN, DEEP PURPLE, LED ZEPPELINなどを歌ったよ。
-1stアルバムがフィンランド国内チャート12週連続1位とはすごい記録ですね?記録を作ったときにはどのような気持ちになりましたか?
A:本当にびっくりしたよ。一週目でも信じられなかったよ。僕は10位以内に入れればいいな~という気持ちでいたからね。BON JOVIのベストも12週連続1位という記録に並んだし、他のフィンランドのアーティストでこんな快挙はないしね。
-このような大記録を作った後のアルバム制作では大きなプレッシャーがかかってきそうなものですがいかがでしたか?
A:特に大きなプレッシャーはないよ。「Ari Koivunenバンド」として初のレコーディングだから、とても新鮮な感覚だったよ。僕はCDを手に取ってくれる人が単純に気に入ってくれればいいし、それによってライブに来てくれる事が大切だから。
-ニューアルバムではバックバンドのメンバーと共作した楽曲が大半を占めていますね? これは今作を作る上でのチャレンジだと思うのですが、満足のいくものに仕上がりましたか?
A:本当に満足するものが出来たよ。バンドが一つになれたからね。僕たちは逆に3rdを楽しみにしているのさ。
-1stアルバムから2ndアルバムリリースまでかなり短いスパンでアルバムが完成しましたが、もう少しゆっくり時間をかけて作成しようかとは考えませんでしたか?
A:本当に時間が足りなかくて、拷問のようだったよ。時間があれば、4ヶ月くらいかけてじっくり他の国でもレコーディングしたいと思うし。でも今回のアルバムは、より良く、よりAriっぽく仕上がっているよ。僕たちのなりたい音にカナリ近づいているしね。でもまだ完成されていない部分もあるから、今後は実験的なものもやっていきたいと思うよ。
-アルバムタイトルはPANTERAの曲からの影響とのことですが、ちょっと意外な気がしました。あなたが好きなバンド、影響を受けたバンドをいくつか教えてもらえますか?
A:それは違うよ(笑)実は最初”Next To Nothing”にしようと思ったところ、レコード会社からNGが出たのさ。むしろ、僕はPANTERAに”Becoming”という曲があることさえ知らなかったのさ。Villiが”Becoming”なんてどう?と提案してくれたのさ。Ariバンドに「なる」、あくまでもバックバンドとしてではなく、一つのバンドとして完成するという意味合いなのさ。 6歳からメタルを聞いていて、IRON MAIDEN, DEEP PURPLE, RAINBOW, PANTERA, SLAYERを聞いて育ったよ。特に60年代のRock’n Roll, ブラックメタルが多かったね。
-初めての日本でのライブへの意気込みを教えてください。
A:昨日のライブよりいいものに仕上がると思うよ!声を治す為に、ちゃんと薬とビールを飲んだからね(笑)小さいハコだと聞いているけど、日本で行う最後のライブという気持ちで頑張るよ!
-最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
A:バンドを代表して、僕たちの事を応援してくれて本当にありがとう!空港やホテルでファンが待っててくれて、本当に感激したよ。日本のみんなが大好きだから、絶対戻ってきたいよ!
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