INTERVIEW
GOB
2008.05.24UPDATE
Member:Tom(Vo/Gt)
Interviewer:MAY-E
-なるほど。では、バンドの質問に戻しますね。まず、GOBのメイン・ソングライターは誰になるのですか?
今まではテオも少し書いていたんだけど、僕がメインで書いていたんだ。だけど今作は、テオが書いた曲のほうが多くなったよ。
-今作では、キッズがモッシュやダイブをしたくなるようなスピーディーなパンクソングが減ったように感じましたが、これはテオが書く曲が増えた為でしょうか?
誰が書くかってことより、僕もテオも、ソングライティングのスタイルが少しずつ変化してきているんだよね。ファースト・アルバムはスピーディーだったり、セカンドはメロウな曲もあったりと、アルバムごとにイメージが違うのはそのせいだね。それと、単なるポップ・パンクのスタイルではなく、パンクロックとして一枚のアルバム作っていくと、ただ速い曲だけではなくなるんだ。だから、今作でミドルテンポの曲が多くなったのはたまたまだよ。
-そのようなミドルテンポの曲で特に感じるのですが、展開や演奏にも工夫が見られますね。新しくチャレンジしたこと、こだわったポイントがあれば教えてください。
どうもありがとう。今回はコード進行とかリフとか、色んなアイデアから発展させていったんだ。ヒップホップのアルバム制作のプロセスに似ていたかもしれないなぁ。基本的にパンクの場合は演奏を録ってから歌入れをするんだけど、今作では、まずはじめに歌入れをして、それから周りを肉付けしていったんだ。こういう部分は新しいチャレンジといえるだろうね。
-GOBとしての来日公演の予定はないのでしょうか?
うん、今のところ予定はないんだけど、なるべく早く来日したいと思っているよ!
-あなたがSUM41のサポートにつくことで、GOBの活動に影響はないですか?
もちろん、SUM41はスケジュールがハードだから、サポートをしているとGOBに時間が取れなくなるってのは正直あるよ。だけどGOBというバンドは、アルバム作ったからすぐにツアーに出るっていうんじゃなくて、もっとゆったりとしたペースでやっていこうと考えているんだ。僕は今、3ヶ月くらい家に帰っていないんだ。帰ったあとの予定はまだ未定で、GOBのツアーが入るかもしれないし、それと平行してSUM41のツアーがまた入るかもしれない。そんな感じで、今のところどうなるかまだ全然分からないんだよね。GOBは長く続けてきたバンドだからこそ、敢えて詰め込んだスケジュールにはしていないんだ。
-GOBとして来日されるのを楽しみに待っていますね。ところで、ドイツのパンクバンド「DONOTS」って知ってますか?
うん、知っているよ。だけどまだ会ったことは無いんだ。
-GOBの話を伺っているうちに、DONOTSを思い出したんです。バンドのスタイルがGOBとDONOTSはとても似ているんですよ。
うん。彼らのことは噂では色々聞いているよ。今度、是非会ってみたいね!
-最新作「Muertos Vivos(ムエトルス・ヴィヴォス)」がリリースされてから少し経ちましたが、ファンや家族の反応はいかがですか?
うん、とてもいい反応をもらっているよ。ファンはもちろん、家族からもね。僕ら自身、今作が一番良い出来だと思っているよ。特に、家族がアルバムを気に入ってくれるのは僕にとってとても嬉しいことだね。
-家族はライブにも遊びに来るのですか?
うん。地元のバンクーバーでやる機会って実はそんなにないんだけど、ライブがある度に家族を誘うようにしているよ。だけど、父を呼んだときは母が来れなかったり、母が来てくれたときは父が来れなかったりって感じで、なかなか皆が揃うことはないんだけどね。兄弟は毎回、パーティー気分で遊びに来てくれるよ。
-今作は、前作リリースから4年かかってのリリースとなりましたが、その間バンドは休止状態だったのでしょうか?
正式に言うと、活動を休止していたわけではないんだ。ライブも限られた数しかやっていなかったけどね。2006年以降はフルタイムでのツアーは休んで、曲作りに入ったのさ。さらにその頃から平行して、他のバンドのプロデュース業もいくつかこなしていたんだよ。
-どんなバンドをプロデュースしたのですか?
どれも小さなバンドばかりだよ。ちゃんとしたリリースがあったのはレベレーションからリリースされたBIYATH REDっていうバンドだね。実はもう解散しちゃったバンドなんだけど、エモというか、インディー・ロックみたいなサウンドだよ。