INTERVIEW
48MAY
2008.03.09UPDATE
Member:Jon Austin(vo/gt)
Interviewer:MAY-E
-日本デビューおめでとうございます!まずは、今のお気持ちを聞かせてください。
ありがとう!日本でアルバムをリリースできるのが本当にうれしいよ。地球の裏側にいる人たちが俺達のアルバムを聴いてくれるなんて不思議な感じだね。とても光栄なことだと思ってるよ!できるだけ早いうちに日本でステージに立ちたいと思ってるよ。
-日本にどんなイメージを持っていますか?
俺達は誰も日本へ行ったことがないんだ。ニュージーランドからだととても遠いからね・・・。 「ロスト・イン・トランスレーション」などの映画を観たりとかYouTubeで「人間テトリス」ゲームを見たりとかでしか日本のことを知らないんだ・・・。俺達の友達ではSTERIOGRAMが日本でプレイしたことがあるけど、彼らから聞いた日本での話はおもしろかったよ。日本の人たちは本当に音楽を愛していて新しいバンドやアーティストを快く受け入れて応援してくれるんだね。とても素晴らしい国民性だと思うよ。
-アルバム「Streetlights & Shadows」を聴かせて頂きました。冒頭の「Pulling Teeth」はスリルと躍動感が味わえる曲で、大変気に入りました。
"PULLING TEETH"を気に入ってくれてうれしいよ。俺も好きな曲だしね。この曲のデモを作っていたときは、妹を呼んできて曲のオープニングの女性ボーカルパートを歌ってもらったんだ。その後、アルバムのレコーディングではニュージーランドで評価の高い女性ソロアーティストKIMBRA JOHNSONをゲストボーカルに迎えたんだ。妹は本番の曲で歌うことができなくて少しがっかりしていたと思うけど、"NERVOUS WRECK"という曲の女性ボーカルパートで参加することができたんでとても良かったと思ってるよ。
-イントロの女性コーラスがシアトリカルな楽曲により深みを与えてくれていますが、この女性コーラスは誰のアイデアですか?
俺は1930年代, 1940年代の音楽がずっと大好きで特に偉大なアーティスト達のバックコーラスを務める"DO-WOP"ガールズが好きなんだ。本当は曲にそういうのを取り入れたかったんだけどそれに合うような曲を作ることができなかったんだ。前もって数週間前にレコーディングしてあった曲のアイデアの中からあれこれやってるうちに"PULLING TEETH"ができあがったんだ。アルバムのオープニングにふさわしい曲だなってすぐに思ったんだよ。
-アルバム要所に見受けられる多彩なアレンジが良いスパイスになっていますが、このアルバムで初めてチャレンジした事はどんなところですか?
Hookがアルバムをプロデュースしたんだけど、彼の果たした役割はなくてはならないものだったよ。俺のアイデアを本当に上手く受け入れてくれてダイナミックなプロデュースワークと素晴らしいアレンジを施してくれたんだ。スタジオで一緒に作業していたときに、僕が出したアイデアを曲に仕上げようと何時間も試行錯誤したりしてね。そうやってできた曲のいくつかはとても良いものになったけどほとんどは上手くいかなかったな。特に俺が楽器にバンジョー(※カントリー音楽やブルーグラスで使用される撥弦楽器)を取り入れたいと言ったときは彼はあまり気に入ってくれなかったね。(笑)
-「BIG SHOCK」では「彼女は僕を愛していない」という恋愛のショックが歌詞になっていて、それがセクシーなグルーヴ感とよくマッチしていますね。
"BIG SHOCK"はライブでプレイしていてとても楽しい曲の一つだね。みんなに踊ってもらうには最適な曲だしね。ドラムスのStanはリズムとグルーヴに対しては素晴らしいセンスを持っているし、16ビートのディスコスタイルが好きだからこの曲はとても良い曲に仕上がったんだよ。
-「Light Up The Dancefloor」のようにタイトルに「ダンスフロア」と入っているものがありますが、やはり皆さんダンス・ミュージックを好んで聴いたり、作ったりしていたバックグランドがあったりするのですか?
"LIGHT UP THE DANCEFLOOR"は元々もっとテンポが速くてロックな感じの曲だったんだ。ある日スタジオで作業していたら、Hookが「アルバムの中に無伴奏の男性四重唱の曲を入れたいんだけど」って言ってきたんだ。次の日になって彼はオリジナルの"LIGHT UP THE DANCEFLOOR"を完全に解体して別物にしてしまったんだ。俺は最初はとてもがっかりしたんだけど、レコーディングしてみて彼の作ったバージョンの方が優れていると渋々認めざるを得なかったよ。
-「THE END」での、アートワークと連動したプロモーションヴィデオに感動しました。とてもドリーミーな仕上がりのCGアニメーションですね。
"THE END"はニュージーランドでは俺達にとって7作目のPVなんだけど、以前のようにパフォーマンスしている姿を映しているPVをじゃなくて、全く違ったPVを作ることにしたんだ。Hookはベルギーにいるアニメーターと話を進めて彼に俺達の曲を送ってこのPVのアイデアを出してもらったんだ。できあがったPVを見たときはみんなビックリしていたよ!アルバムジャケットのアートワークを手掛けたのは、同じく"THE END"のPVを手掛けた人なんだ。彼の名前はALEXIS VAN DER HAEGHEだよ。