INTERVIEW
WINTERSLEEP
2008.01.29UPDATE
Member:Paul(Vo&Gt)
Interviewer:MAY-E
-牧歌的な曲まであったりとアプローチの幅の広さも伺えます。メンバー皆さんおいくつですか?
マイク24歳、ロエル24歳、ジョン26歳、ポール27歳、ティム28歳。
-オルタナティヴ、エモ、ポストロックと様々なテイストが合わさった音楽だと感じますが、あなた方自身、Wintersleepの音楽をどう表現しますか?
僕達自身は、色々なタイプの音楽を聴いているからね…。学生時代はみんな、ポストロックとオルタナティヴものに、どっぷり浸かっていたし。ソニック・ユース、モグワイ、クリストファー・ロビン・ディヴァイス、エリックス・トリップ、ダイナソーJr.、アフガン・ウィッグス、バーント・ブラック…。それからソングライター・ミュージック(例えばニール・ヤング、ディラン、レナード・コーエン、フリートウッド・マック)も。つまり、“ソウルのある音楽”…そういう捉えられ方が好きだよ。
-バンド結成の経緯を教えてください。
僕達みんな、ハリファックスの大学に通っていたんだ。みんな小さな町出身で、みんなノヴァスコシアのレーベル“ディペンデント・ミュージック”の大ファンで、若い頃から、同じバンドを渡り歩いていた。ウィンタースリープは、小さなホーム・レコーディング・プロジェクトとして、ロエルとティムと僕とで始めたんだ。その当時やっていた、もっとヘヴィな音楽とは別の、サイド・プロジェクトとしてね。
-Wintersleepというバンド名の由来はなんでしょうか?
最初ね、単語のイメージと音の雰囲気に、凄く魅力を感じたんだ。でも当初は、その時に自分達のバンドの合間の“休憩時間”にやっていた、レコーディングの為の名前でしかなかったんだけど…。で、英語の単語ではないから、辞書にも載っていない。ドイツ語の“Winterschlaf”から来ていて、意味は“冬眠”。僕は当時、ドイツ語を学んでいて、ドイツ語の複合名詞の成り立ち方が、気に入っていたんだ。
-カナダ出身だそうですね。地元のファンの間での新作の評価はいかがですか?
“Weighty Ghost”がカナダ中のラジオで、そうとうオンエアされている。トップ20チャートに入ったんだけど、これは僕達にとっては初めてのことなんだ。嬉しいことにライブも凄く評判が良くてね。凄く謙虚に受け止めている、と同時に、凄く興奮している。こういうタイプの曲がラジオで流れて、そうしてみんなライヴに興味を持ってくれるのは、嬉しいことだね。
-今作で日本デビューも決まっていますが、日本という国にどのような印象を持っていますか?
日本と言ったら唯一、ハルキ・ムラカミの小説からくるイメージだね。僕は彼の作品の大ファンであり、翻訳者(また翻訳だ解釈だって話に戻るけど!!)は素晴らしい仕事をしていると思う。僕、日本語はまるで分からないんだけど。映画“Lost in Translation”も、日本が舞台になっているよね。歓楽街や活気が凄く描かれている。でもこれらはあくまでも、フィクションの世界なわけだから、僕達は本当の姿を見るのを、今から凄く楽しみにしているよ!
-そしてアルバムリリース前に来日公演も決定しましたね!最後に、来日公演への意気込みを聞かせてください。
バンドの仲間と一緒に、日本のような美しい国を訪れることが出来て、とにかく感謝の気持ちで一杯だ。長い間ずっと、果たしたいと思っていたことだし。念願が叶うよ!
―インタビューありがとうございました。来日公演、楽しみにしています。
僕自身もバンドもすごく待ち遠しい! ライヴで会おうね!