INTERVIEW
BETTER LUCK NEXT TIME
2007.08.14UPDATE
Member:Brian
Interviewer:MAY-E
-激ロックとしてのインタビューはパンクスプリングの来日以来、2回目のインタビューですね。ではまず、地元ではどんなバンドと交流があるのか教えてください。
同じようなジャンルのバンドとの交流が多いかな。例えばNEVER HEARD OF IT、FIRE ROCKET RED、IN THEORYなんかはずっと仲が良いしクールな連中だね。
-前回のインタビュー時にすでに新作のヴィジョンを語ってくれましたが、このセカンドアルバムの制作にはどのくらいの期間をかけたのですか?
ニュー・アルバムの曲作りをはじめる段階ですでにアイディアはたくさんあったんだ。でも実際レコーディングに入るまでに、バンドでしっかり楽曲を固めるのに数ヶ月かかってしまった。前作の1stアルバム同様、今回もすべて自分たちの手でレコーディングしたんだ。メンバーそれぞれの予定もあった中で、結局すべての過程を終わらせるのに時間がかかってしまったよ。トータルで見たら今作を作るのにたぶん6ヶ月くらい費やしたかな。
-セカンドアルバム「START FROM SKRATCH」を聴かせていただきました。素晴らしい作品ですね! 中でもTrack.2「Second Chances」は非常に興味深かったです。イントロ、ピアノ、そしてヴォーカル・メロディーがエモーショナルで、アルバムの中でもこの曲においては「爽快さ、楽しさ」よりも「じっくり聴かせる」曲に仕上がっている印象を受けました。アルバムを代表してこの曲が出来た経緯を教えてください。
“Second Chances”は結構前からプレイしていた曲だったんだ。曲の雰囲気に合うようにメロディーや歌詞を何度も書き直して試行錯誤したよ。もしかしたら 1stアルバムの曲とはまた少し違った感じの曲かもしれないね。いつものうちらの曲とメッセージ的なものは変わらないけど、少しエモーショナルな曲調に仕上がった。いつでも何かしら聴く人の心を動かすような曲にしたいと思ってるよ。
-プロデューサーにRyan Greene(NOFXやNUFANなど)を迎えていますが、彼を起用した理由は?また、彼との仕事はどうでしたか?
Ryan が今までに手掛けてきた作品がどれも大好きだから彼に依頼したんだ。Ryanと一緒に仕事が出来るなんてまだ考えてもいなかった初期の頃から、彼なら俺たちのサウンドを理解して良い物にしてくれると確信してたよ。Ryanは俺たちみんな大好きなバンドをたくさん手掛けてきているからね。彼とのミックス作業はまだやっていないんだけど、今からすごくエキサイトしてる!
-最近は「脱・パンク」と呼ばれるバンドも多いですが、あなたたちは流行りにのることなくBLNTのスタイルを貫きましたね。このへんは、やはりBLNTのポリシーですか?
俺たちの信念は、常に自分たちの好きな音楽をプレイするっていうことだけなんだ。無理して人と違うことをやってみたり、何か特別新しい音を作り出そうとしてるわけじゃない。俺たちみんな小さい頃から聴いてきた音楽をプレイしてるだけだし、今でもそれが大好きなんだ。今でも好きで聴いてる以上、このままのスタイルでやっていくよ。パンクは永遠に死なない。
-同時に、このアルバムでBLNTのスタイルも確立されたと思うのですが、あなたたち自身が考えるBLNTらしさって何でしょうか?
Better Luck Next TimeのCDをプレイヤーに入れたら、いつでもメロディーの詰まったアップビートなパンク・チューンを保証する。俺たちは単純に、成長の過程で誰もが共感できるような身の回りのことを歌ってるだけさ。それを自分たちのスタイルでプレイするだけだし、今回のアルバムはその新たな1ページなんだ。
-ちなみに、MY CHEMICAL ROMANCEやFALL OUT BOYをどう思いますか?
どっちのバンドのサウンドも好きだよ。個人的にはFALL OUT BOYの初期の作品が好きだけどね。『Take This To Your Grave』は最高のアルバムだと思う。
-最近のロック・シーンで共感できるアーティストっていますか?
確固たるスタイルを確立しているバンドや、努力して成功を勝ち取ったバンドなどはすごくリスペクトしてる。成功っていうのも、より多くの人々に聴いてもらえる環境を自ら築くことができたっていう意味でね。
-曲を作るときに何にインスパイアされることが多いですか?また、音楽シーンのどんなところに刺激を受けたりしますか?
曲を書くときや歌詞を書くときは、よく自分自身を過去にタイムスリップさせながら書くことが多いね。BLINK-182やMxPx、THE ATARISなんかを初めて聴いた頃のような自分に戻って、そのときに感じた衝動やワクワク感を思い出しながら書くんだ。みんな今でも大好きなバンドだからね。