INTERVIEW
CAGE9
2006.07.06UPDATE
Member:Evan Rodaniche(Vo/Guiter)
Interviewer:MAY-E
-はじめまして!ラウドロックDJイベント「激ロック」です。それではインタビュー宜しくお願いいたします。何か特別な意味を持っているようなバンド名ですが、バンド名の由来を教えてください。
激ロック・クルーの皆さん、こんにちは!!!インタビューを受けられてホントに嬉しいよ!何てったってこのインタビューは俺にとって生まれて初めての日本のインタビューだからね。
僕たちは最初"Cage"という名前で活動してたんだけど、ドイツに同じ名前のバンドが居ることが解かったんだ。それで名前を変えることにしたんだけど、ドイツ語での“No”を表す“Nein”(ナインと発音する)が数字の“9”と同じ音だったので、それを合体して“Cage9”(ケイジナイン)というのは、なかなか面白い名前じゃないかってことで決めたんだ。 “No Cage”(自分達を閉じ込めて限界を作るモノは何もない)という意味でさ。
-出身地はパナマ共和国だそうですね。ロックバンドと結びつきにくいイメージですが、どんな国ですか?どんな音楽を聴いて育ったのですか?
パナマは人口290万人の小さな国なんだよ。パナマではほとんどの人がサルサや、その他のラテンミュージックを聞くので、“ロッカー”としては、当時、俺たちは少数派だったね。今ではたくさんのいいバンドもいるし、かなり活気のあるロックシーンになってきているよ。その中でも1番人気なのは、ポップ・ラテン・ロックバンドの Los Rabanes かな。人気歌手のルーベン・ブレイズは、グロリア・エステファンの夫のエミリオ・エステファンにパナマ以外にも名を広める事を手伝ってもらったりしてたんだけど、多くのPunk、Metal、Hard-Coreのバンドも同じ様にやって名前を広めてたよ。 ただ唯一の欠点は、パナマの人々はテレビやインターネットで見たモノや聞いたモノにしか影響されてないという事なんだ。それ程たくさんのロックバンドがパナマに居る訳じゃなかったから、ライブはそんなに発展しなかったし、それが俺たちにアメリカ行きのきっかけにもなったのさ。アメリカは多種多様で、たくさんのバンドがいて・・・もし君も行ってみたらきっと控えめになって、周りのバンドからどうやって学んだらいいかが解ると思うよ。俺はMetallica、Guns n’ Roses、Iron Maiden、Led Zeppelinの様なヘヴィ・ロックバンドを聞いて育ったけど、Smashing Pumpkins、Faith No More、Radiohead、Manu Chau、Depeche Mode、更にはCatherine Wheelまでもファンなんだよ。新しいバンドの中でもDredg、Interpol、Billy Talentは本当に尊敬しているよ。
-またパナマでもバンドとしての活動をしていたのですか?バンド結成までの経緯を教えてください。
パナマでは、絶対にロックが好きじゃない人までもがライブに来て、楽曲の良さをちゃんと味わってくれる、そういう事を学んだね。そうして俺たちがロスに移って、広いシーンの一部となった時、本気で製作する準備は整っていたし、俺たちの作れる最高の楽曲を作って、新しい経験を積んだよ。ロスに移住する事はとても厳しかったよ。俺たちは持ってる物すべてを売り払わなきゃならなかったし、住み慣れた場所以上に早いテンポで流れる社会の一部にならなきゃいけなかったんだから。でも、小さなクラブで頑張って演奏した数ヶ月の後、結構なファンベースもできて、そこからステップアップしていったんだ。
-EvanとJesseは、Cage 9以外でも音楽活動を10年以上続けているそうですね。バンドのリーダーでもあるEvanは制作エンジニアとしても活動されているそうですが、これまでにどのような作品を手掛けてきたのですか?
俺はずっとCage9で活動してきたよ。俺は音楽ビジネスにおいて、自分自身の事は考慮しないんだ。何故なら、それがお金を稼ぐ事に関わってくるからね。俺たちはただ希望を持って、刺激的な楽曲を作るだけだよ。 俺は高校の時からレコーディングをしていて、それから30とかそれくらいのLPと、多分100以上のバンドに関わってきた。俺は常に自分たちの音をレコーディングして、一生懸命Cage9をプロモーションしてきたから、人々はいつも俺のレコードをよく聴き、俺がアルバムを手掛けるように頼んでくるんだ。俺がCage9でやってる限りそれは主な仕事ではないが、食費を稼いだり、家賃度払ったり、他のバンドから学んだりするには素晴らしい方法だったよ!ここ最近ではThe Willowz、Big City Rockや他、ロスでよく知られているバンドのレコーディングができた。そういう訳で、俺はプロデューサーとしても、ミキサーとしても、たくさんのレコードを手掛けているよ。
-現在もエンジニアの活動を続けているのですか?また、Cage 9にもエンジニアとしても関わっているのですか?
あぁ、そうだね。俺は今現在、The Mirrors、Lullabye Curse、Pinner、Zero Nueveと他、数バンドのアルバムを製作しているところだよ。俺が何をしているかは"http://www.cage9.com/studio.html" をチェックしてみてよ。勿論、Cage9の新しい音源にも取り組んでいるよ。 実は次のCage9のアルバムは、誰か他の人にプロデュースしてもらいたいと思ってるんだ。もし、俺が信頼できる誰かを見つけたらね。そうすれば俺は、音楽と物事の技術面以外を考える事ができるんだ。その時まで俺は、俺たちのスタジオで製作したいね。