DISC REVIEW
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花が象徴するのは命そのものなのかも。先立って2026年9月16日に初の日本武道館公演を実施すると発表したRoyzが、この機に送り出す新曲はいずれも"花"をモチーフとしたものとなっている。表題曲はストリングスやピアノを活かした繊細なバラードで、彼等のパブリック・イメージからいけば"じゃないほう"にあたる曲調と言えるが、これを武道館で聴けると思うと......エモさ倍増だ。通常盤には躍動感溢れる音像に乗せて"宇宙に僕らの花が咲きますように"と歌われる「宇宙に咲く花」、過激さと叙情性が混在する「君に手向ける一輪の嘘」も収録。なお、「ANTITHESIS(Re-Recording)」は読んで字のごとく。 杉江 由紀







