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DISC REVIEW

Ascension

恐らく本作を一聴して"欧州のバンド"だろうと感じた人は多いはずだが、意外にもテネシー州ナッシュビル出身の5人組によるデビューEPである。結成は2023年というのだから純然たる新人バンドなのだが、冒頭で述べたようにヨーロピアン・メタルに多大なる影響を受けたのであろうサウンドは、堂々たるもの。1曲目からワーグナーの有名オペラ「ワルキューレの騎行」を大胆に引用。アグレッシヴなパワー~シンフォニック・メタルやフォーク・メタル風の疾走感、哀愁を帯びたメタル・バラードまで、男女のツイン・ヴォーカルを活かしたメロディアスな楽曲群で楽しませてくれる。どの楽曲にも印象的なギター・ソロが盛り込まれているのも個人的には好印象だ。 井上 光一