DISC REVIEW
-
NOFXファイナル・ツアーのカナダ公演のプレパーティーにヘッドライナーとして抜擢されるなど、新旧のパンク・ファンから支持される、フレッシュなパンク・バンド、CALLING ALL CAPTAINS。この新作EPでは、パッション溢れるシャウト満載の激しいナンバーが続く前半パートと、インタールードを挟んで後半は、温かいメロディが印象的なアコースティック曲、スケール感がアップしたポストパンク/エモ調のラスト・ナンバーというメリハリのある内容。1stアルバム(2021年)からイメージは変えずに、バンドの成長や創造性の豊かさを示した良作だ。派手さはないが、こういうバンドがシーンの裾野を支えているんだなと嬉しくなる。 山本 真由