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DISC REVIEW

In Chambers Of Sonic Disgust

1991年結成、オリジナル・メンバーはBo "Subwoofer" Summer(Vo)のみではあるが、実に30年以上のキャリアを誇るデンマークの重鎮メロディック・デス・メタル・バンドによる5年ぶりの最新作。Rasmus Henriksen(Gt)に脳腫瘍が見つかり治療に専念する代わりに元メンバーのギタリスト Ken Holstを復帰させる形で制作された本作においても、ミドル・テンポ中心の重厚でダークなヘヴィ・グルーヴを軸としつつ一定のジャンルにとらわれない彼ら独自のメロデスは健在だ。随所にメロディアスなソロ、雰囲気のあるシンセ・サウンドが盛り込まれ、熟練したソングライティングによる全11曲は、確固たるスタイルと一貫性を保ったベテランらしい堅実なアルバムと言えよう。 井上 光一