DISC REVIEW
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カナダのハード・ロック・バンド DANKO JONESの最新作。リード・シングルの「Guess Who's Back」を聴けば、思わず"待ってました!"とファンなら歓喜を隠せないだろう、ロック・スター然とした王道を行くパワフルなサウンド、そしてワンフレーズ聴けばノリのわかるキャッチーなリフ。勢いで畳み掛けるのではなく、ひとつひとつの音の重みで表現する、古き良きロックなスタイルと、古臭くない音作りの見事なバランスでリスナーを飽きさせないアルバムに仕上げている。エネルギッシュなライヴ・パフォーマンスでも知られる彼らだが、20年以上にわたり、ほぼコンスタントに2年に1作程度のペースで変わらぬクオリティのアルバムをリリースを続けるという、そのバイタリティには本当に驚かされる。 山本 真由