DISC REVIEW
-
ヴォーカルにAnthony Green(SAOSIN/CIRCA SURVIVE)、ギターにFrank Iero(MY CHEMICAL ROMANCE)&Travis Stever(COHEED AND CAMBRIA)、ベースとドラムがTHURSDAYのTim PayneとTucker Rule。そんな夢のようなスーパー・バンドが誕生した。メンバーを見るだけでもすでにワクワクだが、サウンドもエモさが爆発しているので、まったく見逃せない。ザラついたテクスチャーのディストーションが効いたサウンドに、感情迸るエモーショナルな旋律。叩きつけられるようなその音を浴びるたびに、パンデミックによって音楽の機会を奪われた世界が再び動き出したのだという、強烈な生命のエネルギーを感じることができる。 山本 真由