DISC REVIEW
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情報過多の傾向にある現世にあって、Track.2で"生きていく意味 見つけ出せ"と歌い掛けることの意義とはいったいなんなのか。佐藤流司がRyujiとして始動したThe Brow Beatは、PENICILLINのHAKUEIがツイン・ヴォーカル&トータル・プロデュースで参加するバンド・プロジェクトで、Not Found=404をタイトルに冠した今作はメジャー1stアルバムとなる。Track.11などではHAKUEIが作詞作曲を手掛けているほか、Track.5、Track.12はHAKUEIとRyujiが共同作詞を行い、Track.4ではRyujiが作曲にも参加。またリード・チューンTrack.9は「紅蓮華」で知られる草野華余子の作曲によるもの。話題性充分にして高密度な内容の1枚。 杉江 由紀