DISC REVIEW
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民族楽器などを取り入れた独自のロック・サウンドを鳴らす5人組バンド odd fiveが、さらなる冒険で聴く者をワクワクさせてくれる新作をドロップした。シアトリカルで不思議な世界観と、自由な精神を持ったバンドの真骨頂とも言える、様々な要素を取り入れたミクスチャー・サウンドは、今作においても期待を裏切らない。癖になる節回しも、6曲じゃ物足りなく感じるくらいだ。特に80年代のテイストを感じさせるレトロ・フューチャーな表現は、今のトレンドにも合っているし、より多くの音楽ファンにリーチしそうだ。MVやアートワークにも、メンバーのこだわりが散りばめられているので、今作を足掛かりにodd fiveワールドに入っていくのもいいんじゃないかと思う。 山本 真由