DISC REVIEW
-
フランスのポップ・パンク・バンド CHUNK! NO, CAPTAIN CHUNK!が、2015年リリースの3rdアルバム以来実に6年ぶりとなるアルバムをリリース! ここ日本でも安定したファン・ベースを築いている彼らだが、ここ数年はあまり目立った活動がなく、2018年のジャパン・ツアー以降、どうしているか気になっていたファンも多いのではないか。そんな彼らが放つ新作は、まさしくC!NCC!らしい王道なポップ・パンクの中に、ハードコア・パートのギャップが際立った、最高にテンションの上がるアルバムとなっている。どこを切ってもキャッチーで、全曲シングルのようなインパクトがあるベスト・アルバムのような仕上がりだが、この6年間の集大成と思えば、納得の内容だ。出演予定だった大規模なフェスティバルは、パンデミックで中止となってしまったようだが、これからまたライヴ活動も再開していくようなので、来日ツアーにも期待大! 山本 真由