DISC REVIEW
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2007年にセルフ・タイトルの1stアルバムをリリースして以来、1～2年に1枚というハイペースでコンスタントに作品を世に送り出し、また多くのライヴによって着実にファン・ベースを築いてきた、フロリダのパワー・ポップ・バンド WE THE KINGS。そんな彼らにとって、昨年のパンデミックによるツアー中止は、これまでにない充電期間でもあり、自分たちの音楽や生活と向き合ういい時間となったのかもしれない。今作には、高校時代の恋愛がテーマだというダンサブルでオシャレなリード・シングル「No 1 Like U」を筆頭に、キラキラしたポップ・ナンバーが揃っている。軽やかで親しみやすい彼らの楽曲は、ライヴハウスだけでなく、パーソナルな空間でも楽しめるということをこの新作で示しているようだ。 山本 真由
