DISC REVIEW
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元AFTER FOREVERのギタリスト、Sander Gommansによるバンド HDKの楽曲をライヴ演奏するために集められたメンバーで構成され、本作が通算2枚目のアルバムとなる若手期待のシンフォニック・メタル・バンド。前作『Wasteland』(2018年)と比べて、楽曲のクオリティやサウンド・プロダクションが劇的に向上しており、テクニカルなシンフォニック・メタルを基調としながらも、モダンなヘヴィネスと壮大且つ美しいメロディとが見事に結実した、重厚でドラマチックなヘヴィ・メタル作品となっている。新世代のメタル・ディーヴァ、ブラジル出身のMarina La Torraca(Vo)による圧倒的なヴォーカル・パフォーマンスも聴きどころであろう。 井上 光一