DISC REVIEW
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フランス人ミュージシャン Gautier Serreのソロ・プロジェクトとして始動し、2017年からは女性ソプラノ・ヴォーカリストなどを擁するバンド編成で活動するIGORRRの4thアルバム。超高速のブレイクビーツにデス/ブラック・メタルの重々しく歪んだリフ、そしてチェンバロやアコーディオンを用いたクラシカルな旋律が巧みに配置された混沌のサウンドは、度肝を抜かれること必至だろう。Gautierが影響源として挙げていたCANNIBAL CORPSEのGeorge"Corpsegrinder"Fisher(Vo)をフィーチャーしたTrack.6や、メタル版SQUAREPUSHERとでも言うべきTrack.3など、激しい音楽が好きだという諸兄は要チェック。 菅谷 透