DISC REVIEW
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coldrainのメンバーもこよなく愛するアトランタ発の重鎮バンド、SEVENDUST。そのギタリストによるソロ作は自らヴォーカル兼ギターを担当し、驚くほど優れた歌唱力を聴かせる好盤に仕上がっている。今作はALTER BRIDGE、TRIVIUMなどを手掛けた敏腕プロデューサー Michael "Elvis" Basketteを招く盤石の体制を敷き、高品質のヘヴィ・ロック・ナンバーが目白押し。「Silver Lining」に顕著だが、Clintのソウルフル且つエモーショナルな歌声は素晴らしく、オルタナティヴで重厚サウンドも本家 SEVENDUSTに負けない説得力を誇る。ヘヴィな前半を経て、メロディの良さが際立つ中盤以降の流れもいい。 荒金 良介