DISC REVIEW
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約3年ぶりとなるニュー・アルバムはyoshi（Dr）が加入し、新4人体制で挑んだ初作品。今回はメンバー全員がソングライティングに関わることで、バンドの個性や色合いがさらに浮上した興味深い仕上がりだ。バンド自体がジャンルにこだわっていないと明言するとおり、風通しのいい――言ってしまえばなんでもありの曲調が揃っている。キャッチーなノリやフックを大事にしつつ、1曲の中で不意を突くような展開がてんこ盛りで、最後まで聴き手をドキドキさせる曲調が多い。配信シングル曲を含め、ライヴ映えしそうな楽曲を散りばめ、どこから聴いても21gらしさが感じられるサウンドになっている。歌詞はどこかロマンチックなものが目立つので、曲調と共に歌詞カードもじっくりと読み込んでほしい。 荒金 良介
