DISC REVIEW
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ドラマー脱退により、新4人体制で挑んだコンセプト・アルバムが完成。今作はバンドが影響を受けたという、7人のドラマー(青山英樹、淳士、宮脇"JOE"知史、Toshi Nagai、風弥~Kazami~、ダイナ四、shuji)を招き、1曲ずつ違うドラマーを配した前代未聞の試みに挑戦している。特にリード曲「SHADOW」はPABLO a.k.a. WTF!?がプロデュースを手掛け、曲作りの段階からバンドと共同制作したもの。イントロの語りから引き込まれ、ヘヴィネス極まりない音像の迫力とサビで一気に開けるドラマ性は大きな聴きどころと言えるだろう。他にもダンサブルな曲調や、ストリングスを用いたバラード風の楽曲までバンドが持ちうるポテンシャルを引き出した鮮やかな7色(7曲)に眩暈を覚える仕上がり。 荒金 良介