DISC REVIEW
-
認めて自覚することにより、未来が拓けるケースはいくらもある。女々しいことを認めた結果、成功を収めた人たちがいるように。Jin-Machineは今、"売れたくて"と包み隠すことなく野心を剥き出しにしながら、唯一無二のバンドとしての新たなるステージへと奔走を始めたのだ。BPM205という速さと、パワフルな躍動感、そしてバンドマンの悲哀と理想を描いた歌詞によって綴られる表題曲のインパクトは実に強烈。和風メタルの匂いが漂う「マグロに賭けた男たち」や、王道V系チューン的な「maria.」、宴会ソングにもなりそうな「恋してせんべろ」、メロコアなノリが全開な「パチンコ イェーイ!!!」など、このシングルは全編がクライマックスとなっているのだ。さぁ、本気の悪ふざけをくらうべし! 杉江 由紀