DISC REVIEW
-
ポップ・パンクやダンス・エモといったイメージが強かったFIVE NEW OLDが、いつの間にやらこんなにオシャレで大人なポップ・ロック・バンドに! 彼らのメジャー・デビュー作でもある今作には、R&Bや80'sポップスのエッセンスを取り入れながら、JAMIROQUAIやMAROON 5のようにタイムレスなポップ・センスで聴かせる、オシャレで踊れる楽曲が満載。そして、英語詞も自然で耳に心地よく、ラジオで何気なく流れているのを聴いていたらきっと、洋楽だと思ってしまうのでは。日本のロック・バンドにはあまりない、フュージョンっぽいノリのグルーヴやリズムも、無国籍でジャンルレスに感じさせる理由だろうか。BGM的にサラッと聴けてしまうけど、実はじっくり聴けば聴くほど味わい深い作品。 山本 真由