DISC REVIEW
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前作『Slave To Nothing』(2014年)をビルボード・チャート初登場49位に叩き込んだ、クリスチャン・メタルコア・シーン注目株の4人組による最新作。通算4枚目となる本作においても、基本となる音楽性はそのままに、クオリティの高い、充実の内容となっている。テクニカル且つブルータル、時折Djent風のフレーズも見受けられ、強烈なブレイクダウンを随所に盛り込みながらも、嫌味のないクリーンなメロディの導入も含めて、一貫しているのは叙情的且つドラマチックな音作りだ。なお、AUGUST BURNS REDのJake Luhrs(Vo)、MISS MAY IのLevi Benton(Vo)がゲスト・ヴォーカルとして参加し、作品に華を添えている。 井上 光一