DISC REVIEW
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前作『California 37』で全米4位を獲得、三度のグラミー受賞歴を持つサンフランシスコ出身のロック・バンド、TRAINが7枚目となる2年ぶりのニュー・アルバムをリリース。 前作に引き続き、P!nkやAvril Lavigneを手掛けていることでも知られるButch Walkerをプロデューサーに迎えている。ウエスタンの空気が漂うリード・シングル曲、カントリー・ロックに力強いメッセージが込められたタイトル曲、可憐なピアノのイントロとサビのファルセットが幻想的な空間を作り出すTrack.4、Marsha Ambrosiusを招いたTrack.5、ゴスペル風のコーラスが印象的なTrack.10など、カラフルな音楽性で駆け抜ける。どの楽曲も包容力に満ち、聴き手の明日への希望の光を照らすようだ。 沖 さやこ