DISC REVIEW
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"バナナマン日村が海外バンドのPVに出とるwww"という話題で一時バズった、DREAMSHADEの2ndアルバムがここ日本でも遂にリリース!プロデューサーにJacobHansenを迎えて制作された今作はメロデス~デス・メタル~メタルコアのいいとこ取りで、幅広いメタラーに受け入れられる作品に仕上がっている。リフのセンスの良さ、心地よい鳴りのキーボード・サウンド、エモーショナルなサウンドの展開は、聴き手を選ばない普遍性を纏いながらも、琴線に迫る叙情性を提示している。スイス出身ゆえか、サウンドの空気感には独特のものがあり、美しいテクニックとアグレッションを行き来するギター・サウンドの数々は何度も聴いているうちにより深くハマっていく中毒性すら持っている。ギター・ソムリエたるメタラーたちにはぜひとも日村のイメージを捨てて一聴していただきたい。 米沢 彰