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INTERVIEW

DREAMSHADE

2015.04.02UPDATE

2015年05月号掲載

DREAMSHADE

Member:Kevin Calì(Vo)

Interviewer:米沢 彰

-初来日決定おめでとうございます。今の率直な気持ちを教えていただけますか?

ありがとう。俺たちはみんなとても楽しみにしているし、早くみんなに会いたいよ。日本でライヴができるなんて本当に夢のようだからね。

-併せて、香港、台湾、上海、北京も回ることになりましたね。アジア圏での活動は今回が初になるのでしょうか?

その通りさ。今回は俺たちにとって初めてのアジア・ツアーになるんだ。きっと最高なものになるよ。

-来日に先駆けてデジタル・シングル「Dreamers Don't Sleep」をリリースしましたが、このツアーのために作ったトラックなのでしょうか?

ある意味そうだね。アジア・ツアーをするにあたってファンに俺たちから何かしらの新しいアクションを起こす必要があると思ってリリースしたものなんだ。

-最新アルバム『The Gift Of Life』に引き続いてJacob Hansenプロデュースとのことですが、トラックの制作が決まったときからJacobと制作するつもりでしたか?

また彼と仕事したいって気持ちはずっとあったよ。それは間違いない。前作の『The Gift Of Life』に関しても一切何の不満もなかったし、完璧に満足しているからね。最高の仕事をしてくれたよ。彼との作業はスムーズに進むし、これからもずっと一緒にやっていきたいと思っているよ。彼は人間としても素晴らしいし、尊敬している。

-Jacobがバンドにもたらすプラスの面について詳しく教えていただけますか?

彼の作品に対する情熱と彼が持つ経験は明らかに俺たちの作品にもいい結果を残しているよ。彼の手にかかると音がすごく元気でパワフルになる。もちろん俺たちも渾身の曲を書いてきたけど、Jacobと一緒に作業することで200%の結果が得られたと思っているよ。

-あなた方のこれまでの楽曲と同じく、この曲もメロディ・センスが光るギター・リフが満載ですね。曲の展開やコード進行からはギター・オリエンティッドで作曲が進められているように感じられるのですが、実際のところはいかがですか?

俺たちは特別に何かに縛られて作っているわけじゃないんだ。どんなものからでも影響を受ける。通常はFella(Di Cicco/Gt)が打ち込んだ原案をRocco(Ghielmini/Gt)が細かい部分を作ったりアレンジするところから始まるんだ。1度曲の構成ができてプリプロが終わったら、Fellaと俺がヴォーカルのメロディと歌詞をのせていく作業にとりかかる。このプリプロの段階で何度も聴いてみていろいろなアイディアを試してみるんだ。こうして各々が各自のパートをしっかり磨く時間を持ったうえで、みんなで集まり最終的なアレンジや完成イメージを相談する。この各自のアイディアを盛り込むという過程が俺たち個人のアイディアが曲に取り込まれる要因となり、オリジナルな楽曲ができあがっているんだと思うよ。

-「Dreamers Don't Sleep」はどういった内容を歌にしているのでしょうか?

「Dreamers Don't Sleep」は、"夢を諦めず、達成できないかもしれないという恐怖は捨てるべきだ!"というメッセージが込められた言葉さ。ある日、ふと自分の人生を後悔して欲しくないからね。夢を見るということが俺たちが生きている本当の意味で、それはすごくリアルなことなんだ。俺の個人的な体験に基づいた歌詞でもある。俺たちはみんなひとりひとり絶対に心のどこかに持っているファンタジーがあるはずなんだ。大小問わず選択をする中で、俺たちは日々自分の夢を達成するために未来を磨き、少しずつでも必ず夢を現実にするために生きているのさ。

-「Consumed Future」のMVが違う視点で話題になったのも記憶に新しいですが、そういった話題性は抜きにしても、どのMVも非常にクオリティが高く、映像表現自体がすごく凝ったシーンが多いのが印象的です。MVを作るうえでの考え方や大事にしていることを教えていただけますか?

俺たちにとって最高のクオリティで印象的なシーンを盛り込んだビデオを作り続けることはとても大切なことだと思っている。映像があることで音はすごくインパクトを増すからね。曲の持つメッセージもより明確にできるし、バンドが実際に演奏しているシーンってのは観るだけでエキサイトするものだからね。特に俺たちのことをまだ知らない人たちに対して、ビデオは最高の名刺になるしね。