DISC REVIEW
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フロリダの太陽を思わせるゴキゲンな本作は、オリジナル・フル・アルバムとしては約13年ぶりにFat Wreck ChordsからのリリースとなるLESS THAN JAKEの新作。タイムレスな極上のメロディは、突き抜けた明るさを持ちながらも、どこかノスタルジック。彼らの持ち味の1つ、力強い声のChrisと澄んだ高音が特徴的なRogerのヴォーカル2人が織りなすハーモニーも聴きどころだ。それにしても、流行り廃りに踊らされることなく、ポップでメロディックなスカ・パンクを貫く彼らの姿勢には脱帽してしまう。Fat Wreck ChordsのHPによると、本作のリリース・ツアーは北米だけでなく、日本やブラジルも想定しているとのことなので、生で新曲を体感できる日も近いかも!? 山本 真由