DISC REVIEW
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東京出身4ピース・ラウドロックTHE STRANGE RASCALの2ndミニ・アルバム。1度解散という道を選択しながらも、メンバーの思い、ファンの思いに押され再始動し、今作が完成した。もともと2000年代のラウドロックに影響を受けたミドル・テンポ中心のサウンドだったが、新ドラマー加入をきっかけに、その影響を残しつつも疾走感のあるサウンドになっている。モダン・ヘヴィネス、スクリーモなど幅広いジャンルの影響を感じるリフも印象的だが、メロディから曲を作ることが多いこともあり耳に残りやすい歌のメロディも魅力。ライヴでファンと一緒に楽しめることをテーマに作った作品とのことなので、1月から始まるツアーでぜひライヴも体感していただきたい。 篠崎 祐介