DISC REVIEW
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今年の6月に結成10周年を迎えたFUZZY CONTROLの6thアルバム。『SUPER FAMILY CONTROL』以来、1年11ヶ月振りのフル・アルバムとなる今作は、タイトル通りロックに特化しており過去最高にラウドでヘヴィ。3ピースとは思えない重厚なサウンドは、エモからメタル的なアプローチ、アコギを効果的に使用しながらも攻撃性を帯びたミディアム・ナンバー、疾走感溢れるストレートな楽曲、バラードなど、ロックという枠組で非常にバラエティに富んでいる。美しいメロディ、変拍子やストリングス、王道スタジアム・ロックを彷彿させるツイン・ギターなど、様々な仕掛けも満載だ。ラストまで絶えず、3人の奏でる音にもJUON（Vo/Gt）の歌声にも、音楽に対するまっすぐで純粋な思いが溢れている。 沖 さやこ
