DISC REVIEW
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あのSNUFFが本気で帰って来た!!UKを代表するメロコア職人、そして心は殆ど日本人みたいなお茶目なオッサン(笑)、Duncan Redmonds率いるSNUFFの『Disposable Income』以来、実に10年ぶりのニュー・アルバムがこちら。古巣Fat Wreck Chordsからのリリースということもあり、往年の輝きもそのままに、若いモンには負けてられんと言わんばかりの力強い情熱のこもった演奏も全編に渡りしっかり貫かれている。泥臭くザクザクに刻んだギターに、ほのかに甘酸っぱい魅力を持ったキーボードやホーンの絶妙な切り込み具合、何処かとぼけたような憎めないDuncanのヴォーカルも健在だ。最高にハッピーで、痛快な楽曲の数々は、ファンの期待を裏切らない。 山本 真由