DISC REVIEW
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ポップ・パンク・バンドSHOW ME THE SKYLINEのフロントマンとして活動していたLarzz Principato(Vo)が、エレクトロ・ミュージシャンとなってソロ活動をスタートさせた。デビュー・アルバムとなる今作は、ベースとなるエレクトロにロック、ヒップホップ、R&Bの要素をほどよくブレンドした、カラフルでキャッチーなポップ・ミュージックを14曲収録。元ポップ・パンク・バンドで活躍していただけあってヴォーカル・メロディはとびきりキャッチーだし、サウンドにはサンプラーを駆使したユニークなアプローチが飛び出すが、お遊び的な感覚は意外にも少なく、いずれも上質なエレクトロ・ポップ・ソングとして成立させているのが凄い。これでまだ19歳(!)。敏腕エンジニアとして名を広める日も近いか。 MAY-E