DISC REVIEW
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かつてはNWOAHMと称されたオハイオ出身のメタル・バンドによる6枚目のオリジナル・アルバム。前作「Infection」は彼ら至上一番と言ってもいいほど重苦く暗い作品だったが、今作は「Impossibility~」時のハイブリッドでクリアな音質に回帰しており、鋭利なリフと咆哮が際立つ、長年のファンの期待を裏切らない作品となった。しかし勢いと速さに任せるのではなく、ミディアムなグルーヴと細やかなメロディーで聴かせるところは近年のCHIMAIRAの大きな特徴で、より立体的なサウンド・プロダクションを堪能することが出来る。特にWHITECHAPELのPhilが参加しているスラッシーなナンバー「Born In Blood」がたまらなくかっこいい。MACHINE HEADの新作とセットでオススメです! KAORU