DISC REVIEW
-
完成度の高いデビューEP『Beginning Of The End Again』を10代でリリース、メロディック・パンク界のニュー・ヒーローとしてその名をシーンに轟かせたのが05年…18歳だったTHE SWELLERSもすっかりお兄さんになったんだなぁ。なんて思っていたら、基本は変わらず。メンバーも彼と仕事をするのが夢だったと語る、大御所Bill Stevenson(DESCENDANTS, BLACK FLAG)がプロデュースを手掛けた本作、サウンドは懐かし90'sメロディック直系、どこかエモくて切ないメロディは00年代仕様。最近、ピコピコやスクリーム・ヴォーカルに疲れてしまったアラサー元パンク・キッズにこそ、激押ししたい、シンプルなグッド・メロディのつまったアルバムだ。 山本 真由