DISC REVIEW
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シンセやエレクトロのビートを用いたダンサブルなサウンドでダンス・エモの先駆者的存在として語られることも多かったバンドから久方ぶりに届けられたサード・アルバムは、エレクトロをすっぱりと捨て去り、インディー・ロックへと華麗なる転身をしてみせた意欲作。そういえば、ブレイク作となった前作『Zombies! Aliens! Vampires! Dinosaurs!』(06年)は、フロントマンのForrest(Vo&Gt)がラップトップで曲作りをしていたそうだが、08年のインタビューでは“次回作はもっとバンド感を出していきたい”なんて語ってもくれていたっけ。ストリングスも導入したHGB流ハート・ウォーミングなロック・サウンドです! MAY-E