DISC REVIEW
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今年5月に予定されているKABUTO METALでの来日が決まっているTHE HAUNTEDの7枚目となるニュー・アルバム。一聴すると、疾走感をやや控えめにし、その分重厚感のあるバックサウンドとエモーショナルなヴォーカル・ワークを増量し、新たなTHE HAUNTED像を描き出したかのように感じられるが、なるほど、聴きこむほどに、元AT THE GATESのJonas(Ba)、Anders(Gt)のBjorler兄弟が生み出す緊張感あるギター&ベースのフレーズと、表現力を増したPeter(Vo)のヴォーカルがグイグイと作品に引き込んでいく不思議な力を持った良作だ。新作リリースに来日まで決まった2011年はTHE HAUNTEDの年になりそうだ! 米沢 彰